明日はきっと来るよ part3 (ページ4)

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病室に入り潤は(人２)をベッドに寝かせようとしたが、(人２)は潤の白衣をきつく握り締めていた為ベッドに下ろすことなく自分がベッドサイドに座り抱き直すとまた(人２)の背中を擦った

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潤｢(人２)ちゃん、大丈夫、大丈夫｣

貴女｢(ガタガタガタ)｣

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潤が(人２)の背中を擦りながら呪文のように大丈夫と言ってる所に小山と小山が気転をきかし呼んだカウンセラーの山田先生が病室に入ってきた

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小山｢潤先生、山田先生をお呼びしました｣

潤｢山田先生、彼女に安定剤を｣

山田｢はい｣

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山田先生は潤の所に行くと(人２)が潤の白衣をきつく握り締めている腕に消毒をしスッと針を刺した

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山田｢すぐに薬効いてくるからね｣

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山田も優しい顔をし、(人２)の頭を撫でた

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小山｢亮先生｣

亮｢………なんや｣

小山｢今日お休みじゃ｣

亮｢………今日中にやらなあかん書類忘れとったから……｣

小山｢そうですか……｣

亮｢………おん｣

山田｢寝ましたね。ベッドに横にしますか？｣

潤｢いや、もお少しこのままで｣

山田｢はい、わかりました。一旦戻りますが｣

潤｢わかりました。彼女が起き次第お呼びします｣

山田｢はい｣

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山田先生は一礼をすると病室を後にした

暫く沈黙をしていた亮が潤に声をかけた

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亮｢潤先生｣

潤｢……はい｣

亮｢こいつ、俺の妹やって知ってて｣

潤｢………はい、知ってます｣

亮｢なら、なんで俺に声かけへんかったん！｣

潤｢……かけられる訳ないでしょう｣

亮｢なんでや！｣

小山｢亮先生｣

亮｢なんや！｣

小山｢大声出さなくっても聞こえますから｣

潤｢小山｣

小山｢はい｣

潤｢彼女を寝かせるから手伝って｣

小山｢はい｣

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小山は亮の傍を離れると潤の所に行った

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小山｢白衣から手、離しますね｣

潤｢ん、頼む｣

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小山はいまだにしっかりと潤の白衣をきつく握り締めている(人２)の手を白衣から離した

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小山｢潤先生｣

潤｢ん｣

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潤は(人２)を抱上げたまま立ち上がると小山が寝やすいようにベッドを整えた所に(人２)を寝かせ布団をかけるとその頭を撫でた

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