明日はきっと来るよ part3 (ページ16)

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すばる｢裕｣

裕｢あいつら………｣

すばる｢………覚悟決めるやろ｣

裕｢………そうやな、すばる｣

すばる｢ん？｣

裕｢覚悟｣

すばる｢言われんでも出来とるわ｣

裕｢ん｣

すばる｢お前も出来とるんやろ？｣

裕｢ああ……｣

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(人２)を潤に任せ帰宅した智

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？｢智兄｣

智｢ん？｣

？｢どうなりました？｣

智｢和｣

和｢はい｣

智｢明後日ここに連れてくる。今は……潤が｣

和｢はい、潤が……ね｣

？｢(人２)ちゃんの今後は？｣

智｢翔、出来る限りの事はおいら達でしてあげよう。ケアも大事だけど｣

翔｢そうだな｣

？｢なんでも？｣

智｢うん、雅紀なんでもやってみたいって(人２)ちゃんが言うなら｣

雅｢わかった｣

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夜中、何度も何度も魘された(人１)を潤は献身的に見てあげていたのを見た看護師の小山は潤に声をかけた

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小山｢潤先生、少しお休み下さい。彼女の事は私が暫く見ますから｣

潤｢いや、いい｣

小山｢でも……｣

潤｢傍に付いててやりたいんだ。(人２)ちゃんと約束したから、目、覚めるまで何度魘されようが俺が傍に居る。だから小山は戻ってもいい｣

小山｢…………はい……わかりました。何かありましたら｣

潤｢ん、連絡する｣

小山｢はい｣

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貴女｢……………いやぁーーー｣

潤｢(人２)ちゃん、起きて！｣

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明け方近くいやと叫んでいる彼女を潤は起こした

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貴女｢(ガバッ)はぁはぁはぁ｣

潤｢(人２)ちゃん、大丈夫だから｣

貴女｢(はっ)はぉはぁはぁ………くっ……(涙)｣

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はじめて見る(人２)の涙を流す姿を見た潤は優しく(人２)を包むように抱き締めた

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潤｢(背中を擦りながら)大丈夫、大丈夫｣

貴女｢……………(涙)｣

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記憶を取り戻し感情がコントロール出来なくなったようにポロポロと涙を流す(人２)を潤は優しく包んだ

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落ち着きを取り戻したのはそれから30分後だった

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