愛という名のディストピア ページ3
学校の行く道でふとこんな事を思った。動画を見たいな、と。最近ウーチューブやニコニコ動画では【チャラトミ】というたった1話だけ登場しそうな名前の迷惑かける系ウーチューバーが居る。まぁ、そいつの生配信を見ていこうと思う。
チャラトミ「どうも〜！チャラトミチャンネルチャラトミでーす！今回は信号無視したらどうなるのかやってみるね！」
そのチャラトミという迷惑かける系ウーチューバーは宣言通り、赤信号のままの横断歩道から勢いよく飛び出すと、多数の車がキキーッ、と音を立てて急ブレーキをかけて勢いよく止まった。
モブ「何やってんだ！」
モブ2「こっちは急いでんだ！」
チャラトミ「俺主役、お前ら脇役！フゥー！」
チャラトミはその言葉を言い終えると、突然「うっ…うっ…」と言い出し、次には真っ暗な映像と「うわあああっ！」と叫ぶチャラトミの声が聴こえた。
そして配信を見終えると、ポン、と私の肩に誰かの手が置かれる。その置かれた手は、私の先輩こと犬山まな、だった。どうしてここに居るのだろうか。もう学校は終わったのだろうか。うそうそ、軽いジョーク。
まな「美琴ちゃん？どうしたの？」
美琴「…いえ、少し考え事をしていまして。」
なんていう嘘を吐くと、まな先輩は少し黙ると、いつもの太陽のように明るい笑みを見せ「そっか」とだけ言った。それからは会話は弾まなくなり、コツ、コツ、と靴の音を立ててゆっくり歩いてるだけ。だがそんな時間も束の間、突如こんな声が聞こえた。
【嘘じゃないもん】
その声は、私とまな先輩の家のお隣さんの子供の【裕太くん】だった。先に反応したのはまな先輩で、マッハでダッシュして「またいじめてるのかよ」と先輩の声が聴こえた。私も少し走り、「いじめは良くないですよ」と言うと蒼馬さんはこんな事を言った。「やっべ！デカまなと隠れ巨乳美琴だ！」
その後は先輩のチョップが繰り出された。合掌。
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花音 - 初めまして♪凄く面白かったです( ≧∀≦)ノ続きがとても気になります( ;｀Д´)これからも応援してます(^○^) (2020年12月29日 1時) (
レス) id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 初めまして、Sakuraさん、黒き蝶連載夢小説を愛読しております、サヤノと申します、よろしくお願いいたします・・・頑張って書いて下さい。 (2019年2月24日 8時) (レス) id: dd5aa67050 (このIDを非表示/違反報告)
jiabenhui(プロフ) - 面白かったです。続きが記になります (2019年2月22日 21時) (レス) id: e870289957 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sakura | 作成日時：2018年12月23日 13時
