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いつだろうか。あの学童服とちゃんちゃんこが目立つ少年と出会ったのは。7日と経たない春の日だったか知らないが、春に出会ったのは覚えている。私が“まだ人間”だった事は覚えている。あの時はまだごく普通の一般人だったのだ。
そう、ただのごく普通の一般人。ただの少女。一般人。あの時あの少年を助けなければ、いや関わらなかったら良かったのだろうか。正解などは分からないけども。
なんて昔の事を思い出していると、紫の髪が似合う可愛らしい女性とちゃんちゃんこを着たあの少年が私の名前を呼んでいた。
猫娘「美琴?どうしたのよ、あんたらしくなくぼーっとしちゃって。」
そんなに黙っていたのだろうか。時間を見るともう昼の3時でこのゲゲゲハウスに来たのは12時ぐらいだった。結構黙っていた、ということか。
鬼太郎「大丈夫か?」
美琴「うん。心配かけてごめんね。」
ちゃぶ台の上に置かれてあるまだ一口もつけられてないお茶に口を付けてずずず、と音を立て緑色の液体を飲み込んだ。
_________さて、気づくのはいつだろうか。
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黒い蝶が、舞った。
Just Mikoto
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花音 - 初めまして♪凄く面白かったです( ≧∀≦)ノ続きがとても気になります( ;`Д´)これからも応援してます(^○^) (2020年12月29日 1時) (レス) id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 初めまして、Sakuraさん、黒き蝶連載夢小説を愛読しております、サヤノと申します、よろしくお願いいたします・・・頑張って書いて下さい。 (2019年2月24日 8時) (レス) id: dd5aa67050 (このIDを非表示/違反報告)
jiabenhui(プロフ) - 面白かったです。続きが記になります (2019年2月22日 21時) (レス) id: e870289957 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sakura | 作成日時:2018年12月23日 13時