検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:4,280 hit

_________ ページ2

いつだろうか。あの学童服とちゃんちゃんこが目立つ少年と出会ったのは。7日と経たない春の日だったか知らないが、春に出会ったのは覚えている。私が“まだ人間”だった事は覚えている。あの時はまだごく普通の一般人だったのだ。

そう、ただのごく普通の一般人。ただの少女。一般人。あの時あの少年を助けなければ、いや関わらなかったら良かったのだろうか。正解などは分からないけども。

なんて昔の事を思い出していると、紫の髪が似合う可愛らしい女性とちゃんちゃんこを着たあの少年が私の名前を呼んでいた。

猫娘「美琴?どうしたのよ、あんたらしくなくぼーっとしちゃって。」

そんなに黙っていたのだろうか。時間を見るともう昼の3時でこのゲゲゲハウスに来たのは12時ぐらいだった。結構黙っていた、ということか。

鬼太郎「大丈夫か?」

美琴「うん。心配かけてごめんね。」

ちゃぶ台の上に置かれてあるまだ一口もつけられてないお茶に口を付けてずずず、と音を立て緑色の液体を飲み込んだ。

_________さて、気づくのはいつだろうか。

_________

黒い蝶が、舞った。








Just Mikoto

愛という名のディストピア→←黒き蝶の夢



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
11人がお気に入り
設定タグ:ゲゲゲの鬼太郎
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

花音 - 初めまして♪凄く面白かったです( ≧∀≦)ノ続きがとても気になります( ;`Д´)これからも応援してます(^○^) (2020年12月29日 1時) (レス) id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 初めまして、Sakuraさん、黒き蝶連載夢小説を愛読しております、サヤノと申します、よろしくお願いいたします・・・頑張って書いて下さい。 (2019年2月24日 8時) (レス) id: dd5aa67050 (このIDを非表示/違反報告)
jiabenhui(プロフ) - 面白かったです。続きが記になります (2019年2月22日 21時) (レス) id: e870289957 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Sakura | 作成日時:2018年12月23日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。