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風間「A、
船の周りはあらかた片付いたぞ」
天霧「出すなら今です」
不知「原田たちも連れて来てやったぜ」
沖田「Aちゃんも、蝦夷へ行くの？」
A「いいえ。
私は、ここで羅刹たちを殲滅します」
沖田さんは何かを考えるように俯いているけれど、
今はそちらを気にする余裕はない。
大鳥「土方君、この子たちは？」
土方「……また後で説明する」
大鳥「雪村君を連れて来てくれたんだろ？
良かったじゃないか。
雪村君がいなければ、起源が悪かったんだから」
土方「大鳥さん！
余計な事は言わなくていいんだよ！」
やっぱり後悔してたんじゃない。
それなら斎藤さんが行く必要もない、よね？
大鳥さんと呼ばれた人は、
とても人の良さそうな男の方。
きっと、この人は無茶はしない。
よく知らない人だけど、
この人が醸し出す空気がそう思わせた。
A「姉様を、連れてってくれますよね？」
土方「……だが俺じゃ、こいつを…」
A「幸せにしたいなら傍に置くべきです！
もしそれで姉様に何かあったとしても、
それは姉様の本望ですよ」
土方さんは、
切れ長の綺麗な目を見開いて私を見ている。
いつもの私なら、
姉様が危険な目に合うって分かっているなら、
絶対に行かせないって思ったんだろう。
けど、それじゃ姉様の意思に沿わない。
土方さんの意思にも沿わないだろうしね。
風間「A。
岸から離れすぎる前に行くぞ」
後ろを振り向いてみれば、
羅刹たちの姿が岸に群れを成していた。
私が皆さんと共に行くのは、ここまでだ。
A「私たちは、ここで船を降ります」
大鳥「降りるって、
もう岸から離れてしまっているよ？！」
風間「我らには、そのような事は問題ではない」
原田「俺も降りるぜ。
Aたちだけでアレを相手にすんのはきついだろ」
原田さんたちは
ちー君たちが立っている船の淵へと歩みより、
そこに乗った。
匡ちゃんと原田さんが肩を組み、
土方さんたちの方を見ている。
仲良いよね、君たち。
風間「さっさと終わらせるぞ」
天霧「力を出すしかなさそうですね」
不知「羅刹に対して出さなきゃいけねえとはな」
原田「俺もやるって言ってんじゃねえか」
南雲「千鶴。俺は雪村家に戻るよ。
だから、ちゃんと戻っておいで」
千鶴「兄様…」
風間「我らは先に行く。さっさと来い」
私が頷くのを見ると、
ちー君たちは船から岸に向かって飛んだ。
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斎藤ようこちゃん(プロフ) - 何度も読み返して読んでます。斎藤さんとの恋仲で幸せです。涙が流れてます。 (2020年5月26日 21時) (
レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - 朔さん» コメント＆一気読みありがとうございます！風間の言葉遣いがなかなかに難しく、上手く表現出来ているのか不安でしたが、可愛いと言ってもらえてうれしいです♪なかなかに私の妄想が激しいものになってしまいますが、これからもよろしくお願いします(*´ω`*) (2019年10月4日 9時) (レス) id: 92dfc97012 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - コメン失礼します!今日この作品を見つけて一気読みしてしまいました!!悲劇が無くて風間がかわいくて()大好きです!!!最近は薄桜鬼の小説を書いてる方も少ないので...(>_<)応援しています(^^ゞがんばってください!!長文失礼いたしましたm(__)m (2019年10月4日 2時) (レス) id: af48bb8f49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まほろ | 作成日時：2019年10月2日 16時
