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136:仙台入り ページ24

明治元年9月中旬。

会津を出た私たちは、
やっとの思いで仙台へ到着した。




A「や、やっと仙台だよ…」

風間「道を通るから遅いのだ」

A「道を通るのが普通でしょうが!
まったく、ちー君はどんな移動をしてんのよ」




道を通ると言っても、
正々堂々と人の往来がある道を通るわけにはいかないから、
山の中を通って仙台まで来ていた。

だから道のりは通常の倍になるんだけど。

少し小突くようにちー君の脇腹を突けば、
それが気に入らなかったのか、
ちー君に両頬を引っ張られた。




A「い、いひゃい(痛い)…」

風間「最初に手を出したのはAだ。
やられたらやり返す。覚えておくんだな」

A「ひょ()ひょへひひへほ(それにしても)
ほうふほひ(もう少し)へはへんっへほほが(手加減ってものが)…」

風間「何を言っているか、分からぬな」




結構な強さで引っ張られ、
パチンッと音が聞こえてきそうな離し方をされた。


本気で痛いんですけど!
絶対、赤くなってる!


両頬を手で摩りながら、
一応ちー君に謝っておいた。

謝る必要なんて、ない気がするけどね!




斎藤「あの二人は、昔からああなのか?」

天霧「そうですね。
昔は風間がちょっかいを出すばかりで、
Aから手を出す事はなかったのですが…。
どうやらAは、
あなた達と出会って変わったようです」

A「ちょっと、変わったってどういう意味?」

天霧「感心しているんですよ。
いい方向への変化です。喜びなさい」




……いいのか?

ちー君と違って天霧君が言ってる事だし、
まあ、いっか。


少し腑に落ちないけれど、
このまま足止めをしているわけにもいかないし、
私たちはまた道を歩き出す。


姉様たち、何処にいるのかな?
寧ろ、まだ仙台にいるのかな?

まあいなくても、私の目的は綱道と羅刹だし、
その目的が果たせればそれでいいんだけどね。

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斎藤ようこちゃん(プロフ) - 何度も読み返して読んでます。斎藤さんとの恋仲で幸せです。涙が流れてます。 (2020年5月26日 21時) (レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - 朔さん» コメント&一気読みありがとうございます!風間の言葉遣いがなかなかに難しく、上手く表現出来ているのか不安でしたが、可愛いと言ってもらえてうれしいです♪なかなかに私の妄想が激しいものになってしまいますが、これからもよろしくお願いします(*´ω`*) (2019年10月4日 9時) (レス) id: 92dfc97012 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - コメン失礼します!今日この作品を見つけて一気読みしてしまいました!!悲劇が無くて風間がかわいくて()大好きです!!!最近は薄桜鬼の小説を書いてる方も少ないので...(>_<)応援しています(^^ゞがんばってください!!長文失礼いたしましたm(__)m (2019年10月4日 2時) (レス) id: af48bb8f49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まほろ | 作成日時:2019年10月2日 16時

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