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綱道にとって、
初霜家は命の恩人なんかじゃない。

利用できるただの道具だったんだ。




A「でも、白河城で戦った
鬼刹って名乗った鬼は?
あれはちゃんと自我も持ってたよ?!」

南雲「一体だけ、
綱道は試しに使った人物がいたんだよ。
それが、混血鬼。
きっとAたちが戦ったっていう鬼刹は、
混血鬼の羅刹だ」




まがい物は鬼には合わない。

だけど、人間の血を持ち合わせている
混血鬼には合ってしまったんだ。

混血鬼には鬼の血も流れている。

その鬼の血に、
鬼の血が入ったまがい物が反応して、
他の羅刹よりも力を持ち合わせてしまったんだ。




南雲「綱道は、幕府から研究資金を貰ってる。
幕府に羅刹を渡さないわけにはいかなかったんだろう」

天霧「ですが綱道の羅刹は、
迷いなくAたちを狙ってきました。
それは、どう説明するのですか」

南雲「簡単な話だよ。
幕府に献上した振りをしてAを狙ってた。
それだけの話さ」




幕府に返上した振りをした綱道は、
戦場に羅刹を派遣するが、
その羅刹たちの真の目的は私。

幕府の戦だ。

新選組が出て来る事は予想出来る。

その新選組に身を寄せている私は、
必ずその場に出て来る。




A「私たちは、綱道の掌で踊ってたんだ…」

風間「だが、そこまで分かったのなら、
Aは何の迷いもなく戦えるではないか」

A「うん。
姉様の事を思うと、綱道と戦うのは気が引けた。
だけど、綱道は野放しにはしておけない。
私は絶対に綱道を許さないし、絶対に倒す」




私の中にあった迷いは消え、
綱道を討つという目的がはっきりとした。

もう二度と人にも鬼にも、
犠牲が出ないように…。

人の戦いに鬼たちが、
羅刹たちが関わらなくていいように。


羅刹が殲滅されてしまえば、
きっとこの戦は幕府が負ける。

でもそんな事、もうどうでもいい。


必ず私が、この戦を終わらせてみせる。

135:縁側→←134:新型羅刹の真実



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斎藤ようこちゃん(プロフ) - 何度も読み返して読んでます。斎藤さんとの恋仲で幸せです。涙が流れてます。 (2020年5月26日 21時) (レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - 朔さん» コメント&一気読みありがとうございます!風間の言葉遣いがなかなかに難しく、上手く表現出来ているのか不安でしたが、可愛いと言ってもらえてうれしいです♪なかなかに私の妄想が激しいものになってしまいますが、これからもよろしくお願いします(*´ω`*) (2019年10月4日 9時) (レス) id: 92dfc97012 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - コメン失礼します!今日この作品を見つけて一気読みしてしまいました!!悲劇が無くて風間がかわいくて()大好きです!!!最近は薄桜鬼の小説を書いてる方も少ないので...(>_<)応援しています(^^ゞがんばってください!!長文失礼いたしましたm(__)m (2019年10月4日 2時) (レス) id: af48bb8f49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まほろ | 作成日時:2019年10月2日 16時

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