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そして私たちは、
羅刹に向かって飛び出した。
一体一体の急所を確実に突き、
確実に始末していく。
そんな私たちの後ろには、
羅刹の骸の道が出来上がっていった。
A「数が、多すぎる！」
斎藤「これで手薄なのか？！」
天霧「あれは私の推測でしかない。
だが会津藩士を含めるのであれば、
これは少ない方でしょう」
風間「数など関係ない。
確実に斬り捨てていくだけの事だ」
斬っても斬っても、
目の前に立ちはだかる羅刹は増えていく。
何処から湧いてきているのかと不思議なほどに。
でももし天霧君の推測が正しいなら、
仙台へ行った羅刹たちはこれ以上の数になるという事。
これは早く終わらせて、仙台へ行かなきゃ。
いくら羅刹とはいえ、
元の戦闘力は人と同じだ。
返り血はすごいけれど、
私たちは誰一人として怪我をした者はいない。
やっとの思いで終わりが見えてきた頃。
？？「ほお。やはり人とは違う能力だ。
お前たちが来た時の為にと
羅刹を増やしておいたのだが。
有り合わせでは、こんな物か」
見掛けは異様な羅刹。
だけど、この羅刹はどうも違う。
自我がありすぎる…。
いや、正気のままだ。
それにこの羅刹…。
元が人間じゃない。
風間「……貴様、同胞だな」
鬼刹「我が名は
鬼刹と名乗った羅刹は、
元は初霜の者だと言い放った。
初霜の者か…。
私の両目を切り裂いた鬼も、初霜の者だった。
これ以来、
目の前に現れた羅刹は人間ばかりだったけど、
まさかここで鬼が出てくるなんて…。
風間「貴様は、鬼の誇りを捨てたようだな」
鬼刹「我ら初霜家は先祖がはぐれ鬼となった時点で、
鬼の誇りなど捨てている。
そのようなもの、我らには必要ないものだ」
A「だから、綱道と手を組んだの？」
鬼刹「綱道様は、
我らの悔しさを汲んでくださった。
我らは雪村家に何の恨みもないが、
綱道様の目的が雪村家ならば、我らの目的も同じ。
東国の頭領よ。お前にはここで死んでもらう」
鬼刹がそう言うと、見慣れた服装の羅刹が数人、
鬼刹の前に出てくる。
その人たちの姿に驚き、目を見開いた。
斎藤「あんたたちは…」
A「皆さん…っ！」
鬼刹「外にいたのでな。
変若水の実験台にさせてもらった。
こうも腕の立つ羅刹は初めてだ。
どれほど使えるのか、ここで試させてもらう」
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斎藤ようこちゃん(プロフ) - 何度も読み返して読んでます。斎藤さんとの恋仲で幸せです。涙が流れてます。 (2020年5月26日 21時) (
レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - 朔さん» コメント＆一気読みありがとうございます！風間の言葉遣いがなかなかに難しく、上手く表現出来ているのか不安でしたが、可愛いと言ってもらえてうれしいです♪なかなかに私の妄想が激しいものになってしまいますが、これからもよろしくお願いします(*´ω`*) (2019年10月4日 9時) (レス) id: 92dfc97012 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - コメン失礼します!今日この作品を見つけて一気読みしてしまいました!!悲劇が無くて風間がかわいくて()大好きです!!!最近は薄桜鬼の小説を書いてる方も少ないので...(>_<)応援しています(^^ゞがんばってください!!長文失礼いたしましたm(__)m (2019年10月4日 2時) (レス) id: af48bb8f49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まほろ | 作成日時：2019年10月2日 16時
