**** ページ26
A「少なからず
幸せにしたいって思うなら、
傍に置いとけっつうの!」
天霧「土方の優しさを、あなたは…」
A「あの人が優しいのは知ってるよ!
姉様を突き放すのは、
土方さんの優しさだっていうのも分かってる。
でも現に、姉様は悲しんでるし泣いてるじゃん。
どんな人であろうと、姉様を泣かせる人は許さない」
斎藤「どうするつもりだ」
A「決まっています。
姉様を、土方さんの所へ連れて行きます。
有無を言わさず、姉様を連れて行かせてみせる!」
土方さんの優しさを無下にするって分かってる。
でも姉様の意思は、土方さんと共に行く事だ。
それなら、私は姉様の意思を尊重したい。
土方さんの意思を選ばないのは、
姉様を連れて行かなければ、
二人が後悔するって思ったから。
A「二人が後悔しない道を選択します」
斎藤「……あんたらしいな」
A「後悔だけは、して欲しくないですから」
天霧「千鶴。あなたが行けば、
あなたは危険な目に合うかもしれない。
それでも土方の所へ行きたいですか?」
千鶴「私は、土方さんと共に行きたい。
あの人の傍で、ちゃんと見届けたい」
風間「決まったな。行くぞ」
姉様の腕を取って立ち上がらせる。
それに素直に従って立ち上がった姉様の手を引き、
私たちは一路、目的地への道を歩き出した。
土方さんの決断は間違ったものじゃない。
姉様を思ってこその決断。
それを分かっているからこそ、
姉様を土方さんの傍に置きたいんだ。
52人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 何度も読み返して読んでます。斎藤さんとの恋仲で幸せです。涙が流れてます。 (2020年5月26日 21時) (レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - 朔さん» コメント&一気読みありがとうございます!風間の言葉遣いがなかなかに難しく、上手く表現出来ているのか不安でしたが、可愛いと言ってもらえてうれしいです♪なかなかに私の妄想が激しいものになってしまいますが、これからもよろしくお願いします(*´ω`*) (2019年10月4日 9時) (レス) id: 92dfc97012 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - コメン失礼します!今日この作品を見つけて一気読みしてしまいました!!悲劇が無くて風間がかわいくて()大好きです!!!最近は薄桜鬼の小説を書いてる方も少ないので...(>_<)応援しています(^^ゞがんばってください!!長文失礼いたしましたm(__)m (2019年10月4日 2時) (レス) id: af48bb8f49 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まほろ | 作成日時:2019年10月2日 16時