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山南「仙台は私の知り合いがいますから。
私は土方さんと一緒に仙台へ向かいます」
島田「俺も、土方さんと共に参ります！
せっかくここまで来たんですから、
何処までもお付き合いしますよ！」
山崎「俺も副長と共に」
土方「平助、お前はどうするんだ？」
藤堂「俺は…。土方さんに付いて行くよ。
一君がここに残るなら、
今の土方さんの背中はがら空きだからさ。
俺が守ってやんねえと、土方さんは無茶しちゃうだろ？」
土方「……言ってくれるじゃねえか」
原田さんや永倉さんがここに残ると言ってくれたから、
もしかしたら平助君も残ってくれるのではないかと、
心の片隅で
ほんの少しでも思っていた自分がいた。
でも、それが平助君の意思で判断。
それを尊重してあげなければ…。
藤堂「A、ごめんな。
お前の事、手伝ってやれなくてさ…」
A「いいえ。それが平助君が決めた事なら、
私が言える事は何もありません。
後悔だけはしない選択なのでしょう？」
藤堂「……ああ、そうだな！
俺は後悔だけはしたくねえもん！
千鶴と一緒に、新選組の最期を見届けるよ！」
土方「おいおい、縁起でもねえ事を言うんじゃねえよ」
こんな時でも
土方さんと平助君のやり取りは変わらなくて、
その変わらないものを最後に見れた事が嬉しかった。
……私が出来る事は、皆さんを笑って送り出す事だ。
最後の最期まで、私は笑っていよう。
土方「気が変わるようなら、
俺たちを追いかけてきてもいいんだからな」
A「そうなったら追いかけます」
千鶴「A…。私、絶対に見届けるからね」
A「うん。姉様…？」
千鶴「ん？」
A「絶対に生きて。
生きて、必ず戻ってきてね」
姉様は驚いたように目を見開いていたけど、
すぐにその目が細められ、
大好きな姉様の笑顔を見せてくれた。
千鶴「もちろん！絶対に戻ってくる。
もちろん、その時は皆さんも一緒に！」
A「そんな約束、していいの？」
千鶴「いいの。私は掟を破らない。
Aの意思がそこにあるのなら、
私はAの意思を尊重したいから。
だから私は絶対に皆さんを連れて、
必ず戻ってくるから！」
「ね？
と、冗談めかして言った。
姉様の口から"鬼神"という言葉が出て来るなんてね…。
分かれた道。
でもそれは、皆さんの強い意志の道。
A「いつか必ず、また会いましょう」
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斎藤ようこちゃん(プロフ) - 素敵だよ。涙が流れます (2020年5月24日 23時) (
レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まほろ | 作成日時：2019年9月26日 17時
