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不知「もし何かあったら
渡して欲しいって
Aから預かってたからな」

土方「用意周到なこったな」

A「最悪を想定するのは、基本中の基本です。
それでも飲まなくていいのなら、
そっちの方が良かったんですが…」

原田「俺は後悔なんかしちゃいねえぜ?
それは土方さんが一番分かんだろ?」

土方「……そうだな」




また重く暗い空気が纏い始めていたけど、
それをまたもや原田さんが払拭してくれた。

これで新選組の幹部さんたちは、
山南さんと永倉さんを除いて
全員が変若水を飲んでしまったんだ…。

空を見上げれば、
綺麗に澄んだ青空が広がっている。

こんな事になるなんて…。
こんな事をしたいわけじゃなかったのに…。




不知「そういや、
ここってお前らの村が近いんじゃねえか?」

A「え?そうなの?」

斎藤「村の主が分かっていなかったとは…」

千鶴「方向音痴だから仕方ないよね」




二人の言葉に、全員から笑われてしまった。

これだけこの土地にながら気付かなかったとは…っ!
A、一生の不覚っ!




A「土方さん。これからどうするんですか?」

土方「今は島田からの伝令待ちだな」

A「よし!それなら皆さん、
私の用事に付き合ってくれませんか?」

不知「お!行くか?」

A「うん。近いなら、見に行かないとね」




皆さんは不思議そうに私たちを見ていたけれど、
今日は戦も無さそうだからと了承してくれた。

そうと決まれば!




A「匡ちゃん!」

不知「あ?何だよ」

A「連れてって?」

藤堂「アハハッ!さすがA!
自分の村にすら行けねえとはな!」

A「わ、笑わないでください!」




そして隊士さんたちには待機を言い渡し、
私たちは雪村の村へ向かう為に動き出した。


斎藤さんと行ったのが最後。
久しぶりに行く、私たちの村。


だけどあの時とは違い、私の心は明るかった。

119:復興の村→←118:原田と不知火



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斎藤ようこちゃん(プロフ) - 素敵だよ。涙が流れます (2020年5月24日 23時) (レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まほろ | 作成日時:2019年9月26日 17時

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