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A「沖田さんは
鬼になりたいですか?
それとも、鬼化のままでいたいですか?」

土方「どう違うんだ?」

A「大きな違いは二つです。
一つは血で、もう一つは衝動です。
血に関しては目に見える物ではありませんが、
鬼化は人と鬼の血が半分ずつだと考えてください。
そして二つ目の衝動ですが、
鬼化のままなら一生吸血衝動が伴います。
ですが、鬼に変化した時点で吸血衝動は無くなります」

沖田「僕は鬼になりたいかな。
人としての未練はないからね。
僕は鬼として新選組を、近藤さんを守るよ」




人としての未練はない、か…。

沖田さんは変若水を飲むと決めた時から、
鬼になろうと思っていたのかもしれない。




A「分かりました。
では、発作が出た時は姉様の所ではなく、私の所へ。
少しでも早く鬼になってしまった方が楽ですから」

沖田「ごめんね。痛い思いをさせちゃうけど」

A「気にしないでください。私は大丈夫です!」

土方「ったく…。
総司、お前はやっぱりお前だな」

沖田「どういう意味ですか?
嫌味にしか聞こえませんけど?」

土方「どんな姿になろうと、
お前はお前だって言ってんだよ」

A「土方さんは安心してるんですよね」

土方「煩えよ」




変わらない日常がここにはある。

変わってしまったのは、
沖田さんが変若水を飲んだ事と発作だけ。

この日から、沖田さんが巡察に出る時は
私が付いて行く日々が始まった。

65:鬼の準備→←****



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斎藤ようこちゃん(プロフ) - 涙が…溢れて止まりません。 (2020年5月24日 15時) (レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まほろ | 作成日時:2019年9月12日 14時

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