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鬼２「ぐはぁっ」
あまりの衝撃だったのか、
男は姉様を抱えている手を放し後方へと吹っ飛んだ。
それを見計らって姉様を受け止める。
A「姉様、姉様…？」
姉様の顔に耳を近づければ、
ちゃんと息をしていて
気絶させられた状態のようだった。
良かった、生きてる。
姉様を抱えたまま歩き出す。
もちろん吹っ飛ばした男に向かって。
鬼２「いってぇ…っ。な、何だお前たちは！」
土方「てめえこそ何者だ。
うちの者に何の用があるってんだよ」
鬼２「人間風情が…。
俺に勝てるとでも思っているのか！」
斎藤「俺たちは勝負など挑んでおらん。
質問をしているだけだ」
沖田「千鶴ちゃんを攫うなんて、
いい度胸してるね」
男が吹っ飛んだ先は、
ちょうど土方さんたちの場所。
そこにはいつの間にか合流していた
沖田さんと斎藤さんの姿もある。
狼たちに睨まれた鬼。
ちょっと珍しい光景だな。
口角だけを上げて笑いながら近づく。
もちろん目は笑っていない。
A「皆さん、あまり
挑発ならさぬようお願いしますね」
沖田「Aちゃん…？」
斎藤「……A、なのか…？」
沖田さんと斎藤さんの問いかけに
笑って返事をする。
A「挑発して怒ってしまっては、
土方「お前、笑顔で怖え事言ってんじゃねえよ」
抱えている姉様を土方さんに預けると、
皆は姉様に駆け寄り、
私と同じように姉様の生存を確認している。
A「ところで、手当は行かれたのですか？」
土方「ああ、新八が行ってる」
A「それなら大丈夫ですね」
今度は目を細めて笑ってみせた。
心の中に宿る怒りの炎を隠して。
鬼２「俺を無視して雑談なんてしてんじゃねえ！」
ガキッ！
男は刀を振り下ろすが咄嗟にしゃがみ込み、
鞘ごと腰から大通連を引き抜いて受け止める。
A「雑談だと？
お前は状況確認という言葉を知らんのか」
土方「…A…？」
A「危ないですから、
姉様を連れて離れていてくださいね」
鬼２「だから、無視するなって言ってんだろ！」
受け止めた鞘から大通連を引き抜いて
男の喉元目掛けて刀を突き刺す。
そして刀を横へ動かせば、
綺麗に首が半分だけ斬れた。
真っ白い髪に赤い血が染みて行く。
A「しつこい男は嫌われると、
覚えておくんだな」
覚えるもなにも息絶えた奴には無理な話だ。
ふと、殺気を感じて上を見る。
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斎藤ようこちゃん(プロフ) - こちらこそです。 (2020年5月22日 17時) (
レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» 何度も読んで頂きありがとうございます！これからもよろしくお願いします☆ (2020年5月22日 8時) (レス) id: 186b1c0f08 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - コメントお願いします。嬉しいです。何度も読んでます。 (2020年5月21日 22時) (レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» こんにちは！レスが遅れてしまい、申し訳ありません。気に入っていただけたようで嬉しいです♪こちらは完結しておりますので、最後まで楽しんでいただけると嬉しいです！コメントありがとうございます☆ (2020年5月21日 21時) (レス) id: 186b1c0f08 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - はじめまして。素敵な作品です。気に入りました (2020年5月16日 21時) (レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まほろ | 作成日時：2019年8月27日 9時
