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姉様の唸りも止まり、
肩で息をするようになった。

姉様は額に汗を流しながら顔を上げる。




千鶴「A…。私、全部思い出したよ…。
村の人に憐れみと蔑みの目で見られて
絶望していた事も。

何でAには能力血があって、
私にはないのかと恨んでいた事も。

でも、Aはいつも私の為に泣いてくれて、
いつも私の隣で笑っていてくれた…。

それだけが、私の救いだった…」

A「姉様は後悔してない…?
記憶が戻った事に対して、後悔を…」

千鶴「後悔なんてしてない。
嫌な思い出もたくさんあるけど、
Aとの楽しい思い出もたくさんあるもん。
良かったって思ってるよ」




そう言いながら、私に笑いかけてくれた。


あぁ、これで良かったんだ。
間違ってなかったんだ…。


そう思わせてくれる笑顔だった。




千鶴「でも、ごめんね…。
Aの変若水を使っちゃって。
あんなに苦労して作ったのに…」

A「大丈夫だよ。
変若水はまた作ればいいんだから。
それより、姉様が戻ってきてくれて、良かった…」




迷っていた事柄は、姉様の笑顔で救われた。
これで何の迷いも無く、この人たちの力になれる。

ちー君たちから、絶対に姉様を守ってみせる!

16:結い紐→←****



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斎藤ようこちゃん(プロフ) - こちらこそです。 (2020年5月22日 17時) (レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» 何度も読んで頂きありがとうございます!これからもよろしくお願いします☆ (2020年5月22日 8時) (レス) id: 186b1c0f08 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - コメントお願いします。嬉しいです。何度も読んでます。 (2020年5月21日 22時) (レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» こんにちは!レスが遅れてしまい、申し訳ありません。気に入っていただけたようで嬉しいです♪こちらは完結しておりますので、最後まで楽しんでいただけると嬉しいです!コメントありがとうございます☆ (2020年5月21日 21時) (レス) id: 186b1c0f08 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - はじめまして。素敵な作品です。気に入りました (2020年5月16日 21時) (レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まほろ | 作成日時:2019年8月27日 9時

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