純血の日本人 Ⅲ【HP】 (ページ7)

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もう少しでレポートを書き終えそうなところで突然扉が開いた。

ﾙｰ「やぁセブルス、いつものもらえるかな」

ルーピン先生だ。
位置的に私がいることには気づいていないらしい。

ｾﾌﾞ「あぁ、これだ。はやく飲め」

スネイプ先生はそういうと先程まで作っていた魔法薬をゴブレットにいれて渡した。

あぁ、そういえばここに入ったときに匂ったのはなんだったんだろうなぁと思いながら先生達の会話に耳を傾けていた。

ﾙｰ「__んぐっ……やっぱり苦いねぇ…」

ｾﾌﾞ「砂糖などは入れようと考えないことですな」

ﾙｰ「本当に、ダメかい？」

ｾﾌﾞ「努力を水の泡にしたいのなら入れてみるがよい」

ゴブレットにいっぱいの魔法薬を飲みきったルーピン先生の顔は苦味を噛み締めているようだった。

あれ、苦いんだ……、まずそう。
砂糖を入れるのはダメ………、___ん？

苦いのは……………トリカブト？
砂糖で効果が薄れる……それにこの匂い………。
なんだっけ？この間みた魔法薬書に書いてあったな…。

『あ、脱狼薬だ』

ボソッと呟いた声は静かだった教室に思いのほか響いたようで、ルーピン先生がゴブレットを落とした。

ﾙｰ「えっと……、セブルス？」

ｾﾌﾞ「__優秀なのがいるのを忘れていたな」

2人の鋭い眼光が私に突き刺さった。

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