純血の日本人 Ⅲ【HP】 (ページ13)

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それを告げられたのはクリスマス休暇に入る直前のことだった。
その日は午前中に受けた授業で20点の加点をもらい、後は夜の天文学を残すだけだった。

大広間でお昼を食べているとマクゴナガル先生が大きな声で呼び掛けた。

ﾏｸ「Ms.大和！Ms.大和はいますか！」

皿にむけていた顔を上げ、同時に手も挙げた。

『はい、ここに！』

ﾏｸ「あぁ…、私についてきてください」

『わかりました……？』

ﾏｸ「あなた達はそのままここにいなさい」

ﾌﾚｼﾞｮ「「へっ、バレてらぁ」」

私の後についてくる気満々だった2人はマクゴナガル先生にそう言われると素直に座りなおした。

ただ心配そうな目で私をみてくるので、___平気だよ。と伝え2人に手をふりマクゴナガル先生の後を追った。

大広間をでて連れてこられたのは校長室だった。
マクゴナガル先生の合言葉で動いた階段をあがり校長室に入った。

ﾀﾞﾝ「おぉきたか、A……さ、そこへ座るのじゃ」

ダンブルドア先生と向かい合うように用意された椅子に座り次の言葉を待った。

ﾀﾞﾝ「伝えなければいけないことが起こってのぉ」

ﾏｸ「気をたしかに」

ﾀﾞﾝ「君のご両親が亡くなったのじゃ」

『___え…………？』

なくなった………？
なにを無くしたの？私が…………？

ﾀﾞﾝ「君の父親からわしのところに守護霊(パトローナス)と共に手紙が届けられたのじゃ。
その内容は君に話すことではないがの…、起きてしまったことは伝えなければならん」

ダンブルドア先生の言葉は右から左へと流れていくだけだった。

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