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雅紀side
俺は珍しく早く目覚めたからリビングでみんなが起きてくるのを待ってる。
あれ、全然起きて来ないな〜。
いつもなら翔にぃは起きてリビングで新聞読んでる時間なのに。
なんかあったのかな？
まあ考えてても仕方ない。
思い立って翔にぃの部屋まで行ってみる。
どうやら双子ちゃんの体調チェックがまだ終わってないみたい。
翔にぃから手伝ってほしいと頼まれたから俺は和と潤に近づいて優しく話しかける。
だけど全然効果なかった笑
…………どうしよっかな。
あっ、俺、ひらめいちゃった！
智にぃと翔にぃに少し待っててと言い残し、俺は急いでリビングに向かう。
冷蔵庫から双子ちゃんお気に入りのジュースを取って、翔にぃの部屋に戻る。
これでなんとか機嫌とれるかな〜。
雅「お待たせー、ジャジャジャジャーン！
和と潤の大好きなジュース持って来たよ＾＾」
翔「なるほど、ジュースでご機嫌をとる作戦か」
雅「ピンポーン。笑」
俺はジュースを持って和と潤の目の前で見せて反応をみる。
雅「かず〜じゅん〜。
お熱ぴっぴともしもし頑張ったら一緒にジュース飲もうか〜＾＾」
さっきはイヤイヤ言ってた和と潤だけど
ジュースを見せると、少し迷ったようにお互いに顔を見合わせて考えてる。
その姿も可愛いな。笑
しばらくして双子たちは布団から出てきて
和「じゅんくんといっしょ……」
潤「かじゅにぃといっしょ…」
2人とも小さな声だけど頑張るって言ってくれた。
よっしゃ、俺の作戦成功〜。
智にぃと翔にぃは少し驚いてる。
も〜俺だって小児科医なんだから、小さい子の扱いは慣れてるよ。笑
まあモノで釣る感じだけど…いいでしょ？
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作者名：junrin | 作成日時：2017年5月1日 1時
