＊ ページ13
智side
智「あぁ、雅紀おはよ〜。
どうしたの？まだ起きるには早くない？」
雅「いや寝てたけど、なんか誰かが泣いてる声が聞こえた気がして
部屋を出たら智にぃの部屋から声がするからさ」
どうやら和の泣き声で目が覚めたらしい。
こんなに泣いてるから無理もないね。笑
智「そっか。ごめんね。
和が熱ありそうだったから熱測ったらいつものように嫌がって泣いちゃって＾＾；」
38.2°Cと表示された体温計を雅紀にみせる。
雅「あちゃ〜これはつらいね、、、
もう聴診おわった？俺が診ようか？」
智「まだやってないんだけど、和がこんなだからね〜〜」
体温を測りおわってあまりにも和がぐずるから抱っこしてるんだけど、僕の服を掴んだまま離れなくなっちゃった。
雅「じゃあ俺、今のうちに潤の診察しちゃうね。
このまま寝ててくれるとありがたいな」
和がこんなに泣いてるのに、潤は全然起きる気配がない。
寝起きが悪いのはいつものことだけど。笑
智「うん、ありがと。助かるよ」
和を抱っこしてて手がふさがってるから雅紀に潤の診察をしてもらう。
雅紀が慎重に診察してたけど途中で起きちゃったみたいでぐずってる。
そんな潤を横目に見ながら、和に視線をうつすとうとうとし始めていた。
さっきいっぱい泣いて疲れちゃったのかな。
智「かず〜お熱のほかに、痛い痛いのところなぁい？」
和「………んぅ…ぁたま……たぃ…ｸﾞｽｯ」
智「そっかぁ。頭いたいいたいか。
じゃあ、おでこにぺったん貼ろうねぇ」
診察バッグから冷えピタを取って、和のおでこに貼ってあげる。
これで少しは痛みも和らぐはず……
冷たかったのかびっくりした和だけど、すぐに落ち着いて気持ちよさそうにしてる。
雅「智にぃ、潤の診察おわったよ〜。
今日も相変わらずイヤイヤ潤くんだったけど体調は問題なし。今日も元気だよ」
智「ありがと〜助かったよ。よかった。
2人ともいっぺんに体調崩したら大変だからね＾＾；」
潤は何ともないようで安心した。
雅「でも問題は和だよね。あ、聴診できた？」
智「いや、まだなんだよね。
ごめん、和の聴診してもらってもいい？
このまま固定しとくから」
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作者名：junrin | 作成日時：2017年5月1日 1時
