デリカシー ページ4
「じゃ、特別に教えてやるけどー。アイツこの前、初めてオレの前でおならしてさー」
「へっ？！おなら･･･？」
「そうそう。屁だよ、屁。ちっこくて可愛いヤツな。でさ、自分でもびっくりしたんじゃね？いや、もうその顔がすーーっげぇ可愛いくてさ。で、真顔で思いっっっきり深呼吸してやったら、顔真っ赤にしてボンボンもの投げられて、１日口きいてくれなかった。･･･くくくっ」
あーーー。
あのビックリした顔。
もう、本っと
ヤバいくらい、可愛かったな。
「･･･はぁーー。ジュノってさぁーー」
「何だよ？」
そんな、思いっきり呆れた顔で
でっかいため息までついて。
「本っっっと、デリカシーの欠片もないよね」
「デリカシーって･･･何でだよ？聞こえたのに、知らんぷりしてる方がおかしいじゃん！」
「あのねぇ。ジュノは女心ってもんが、全く分かってない」
･･･ったく、またソレか。
毎回、毎回言うんじゃねぇ。
あーーーぁ。
やっぱ、ウヨンに
教えてやんなきゃ良かった。
「･･･だって、本っと可愛かったんだよ！」
「うん。ヌナが可愛いのは知ってる」
「だから、オレのAを勝手に誉めんなって！で？何だよウヨンの言う、その、見られたくないような状況って」
「えー、だからさー。浮気してるとかさー」
はぁっ？
浮気？！
「あー、ないない。それはないな。笑」
それだけは、自信ある。
ずっと前に、帰ったら玄関に
男物の尖った靴があって
すっげぇビビったこともあったけど。
あれはな、弟さんのだったし。
アイツは絶対、浮気とかしない。
そんなの、あり得ない。
「ちぇっ、何だよ！自信たっぷりで、面白くない」
「･･･くくくっ。残念だったな」
「仲良く、やってるんだね。笑」
「･･･まあな。ってか、最初から仲良いから」
「まったく。よく言うよ。笑」
安堵と淋しさが
入り交じったような顔で
ニッコリと笑うウヨン。
･･･いつも
心配してくれてるんだろうな。
Aのこと以外にも
もっともっと
ウヨンと話したいことがあるのに。
ポケットの携帯が鳴って
ディスプレイには
マネヒョンの名前。
「･･･もう行かなきゃ。じゃあ、ウヨンまたな！」
「ああ、うん。ヌナにもよろしくね」
「ああ、言っておくーー」
久々にウヨンに会って
ちょっと、いや･･･かなり嬉しかったな。
ウヨンには
絶対、言ってやんないけど。
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betty(プロフ) - はじめまして。最近ジュノの事が好きになりました。小説も楽しく読ませてもらってます。パスワードのついたものも読みたいので教えていただきたいです。よろしくお願いします。 (2022年8月31日 23時) (
レス) id: 50ca44feb6 (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - なつ?さん» お久しぶりです(^-^)なかなか更新出来ず、申し訳ありません(>_<) (2019年11月18日 23時) (レス) id: cbcad80ac8 (このIDを非表示/違反報告)
なつ?(プロフ) - ずっと楽しく読ませていただいています。続き期待しています！ (2019年10月31日 20時) (レス) id: fc66c4ce63 (このIDを非表示/違反報告)
環(プロフ) - はじめまして。すごく面白いので、全部読みたいです。パスワードを教えて頂きたいです。よろしくお願いします。 (2019年8月26日 16時) (レス) id: d52a303626 (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - ももさん» お久しぶりです。長らくお待たせしてすみません(>_<)またボチボチ書き始めてますので、もう少しお待ちください(._.) (2019年6月26日 6時) (レス) id: cbcad80ac8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まろん
| 作成日時：2018年5月29日 3時
