可愛すぎて ページ12
たぶん。
まだ・・寝てるよな。
朝イチでシャワーを浴びて
Aがまだ寝てるであろう
寝室へと戻る。
ほら、やっぱりな。
あれだけ飲んで、起きるわけない。
起きてたらいいなー
とは思ったけど。
Aの寝顔を見るのも久しぶりで。
こうやって
寝顔を見れるだけでも、幸せに思う。
まだ濡れたままの髪を
ガシガシと拭きながら
Aの寝顔を
しばらく見つめていたけれど。
やっぱり起こしたくなって
わざと勢い良く
ベッドへとダイブした。
「おい。起きたか？笑」
まだ眠そうな様子で
少しだけ目を開けたAに
グイッと顔を近付けると
眠そうだった目が
パチッと、大きく見開いた。
「・・えっ？ジュノっ！？なに、何で？いつ来たのっ！？」
・・くくくっ。
オレが来たことも
覚えてないのか。
「昨日の夜」
そう答えながら
Aの首の下へと腕を捩じ込むと
柔らかい身体を引き寄せた。
「昨日の夜・・？えーー、何でだろう・・全然覚えてない」
何でだろうって・・お前。
まったくさー。
飲みすぎなんだよ。
でもなーー。
あの荒れっぷりも
ヤキモチが原因だと思うと
可愛く思えるな。
・・ってか。
めちゃくちゃ可愛いかったし////
や、オレのAは
いつだって可愛いんだけどさ。
ちょーーー甘えたな
酔っぱらいAが
そりゃあもう
いつも以上に可愛すぎて。
・・ヤバかった////
「あーーー・・・頭がイターーイ」
「・・くくくっ。そりゃ、そうだろうな」
そりゃあ、あれだけ飲めば
二日酔いにもなるだろ。
「そんなに、飲んでないもん・・」
モゾモゾとオレの胸に顔を埋めながら
小さな声で呟く。
胸もとにかかる
Aの息がくすぐったいけど。
そんなことすら
幸せに思う。
「薬、取ってくる？」
「ううん、平気。ありがと」
「ん。笑」
Aの髪を撫でて
くちびるを押し付けた。
「ふふっ。早く、治るように？」
「そっ。Aの二日酔いが、早く治るように」
もう一度くちびるを付けると
嬉しそうに笑って
オレを見上げたから
Aの前髪を避けて
今度はおでこに。
くちびるを離すと
オレを見つめて
やっぱり嬉しそうに笑いながら
優しくオレの頬に触れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 177人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
betty(プロフ) - はじめまして。最近ジュノの事が好きになりました。小説も楽しく読ませてもらってます。パスワードのついたものも読みたいので教えていただきたいです。よろしくお願いします。 (2022年8月31日 23時) (
レス) id: 50ca44feb6 (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - なつ?さん» お久しぶりです(^-^)なかなか更新出来ず、申し訳ありません(>_<) (2019年11月18日 23時) (レス) id: cbcad80ac8 (このIDを非表示/違反報告)
なつ?(プロフ) - ずっと楽しく読ませていただいています。続き期待しています！ (2019年10月31日 20時) (レス) id: fc66c4ce63 (このIDを非表示/違反報告)
環(プロフ) - はじめまして。すごく面白いので、全部読みたいです。パスワードを教えて頂きたいです。よろしくお願いします。 (2019年8月26日 16時) (レス) id: d52a303626 (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - ももさん» お久しぶりです。長らくお待たせしてすみません(>_<)またボチボチ書き始めてますので、もう少しお待ちください(._.) (2019年6月26日 6時) (レス) id: cbcad80ac8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まろん
| 作成日時：2018年5月29日 3時
