鬼の形相 ページ47
「おい、ジュノ!」
突然呼ばれて、返事よりも先に
テギョニヒョンの顔を見た。
なぜか、ニヤニヤしてる。
・・何だ?
「お前、この前の話。ちゃんとヌナに言ったのかよ?」
「へっ?この前の話・・?」
突然、何の話だよ?
「お前なー、潰れた話だよ。笑」
・・ハッ!!
あ"ーーーっ!!
テギョニヒョン!!
ちょっと待ってよ。
その話はさ・・Aの前では・・ヤメテよ。
・・ってか、何で知ってるんだよ?!
「うん?あー、うん、まだ。はははっ」
「何だ。言わないつもりか?笑」
「潰れた話?なあに?」
「ん?うん、ちょっとだけ・・飲み過ぎて。あー、このお菓子もさ、旨いなー。しょっぱい、甘いのループだな。なっ、ウヨン?なっ?」
まだAには、何もバレてない。
早くっ!!
一刻も早くこの話題から逸らさないと、マズイことになる。
ウヨンッ!!
頼むっ!!
「んっ?あ、えーっと。ヌナ、コレ美味しい。ねぇ、テギョニヒョンも食べなよ?笑」
・・は?
何でそこで、テギョニヒョンに振るんだよ。
「ああ、食ってるよ。でさ、また共演してる女優に送って貰ったんだよなー。懲りないヤツ。ヌナ、怒ってやった方がいいんじゃね?笑」
あ・・
終わ・・った・・。
「へぇー。そうなの?ジュノ」
ゆっくりと、Aがオレの顔を見た。
ひっ、ひいぃぃーーっ!!
鬼の形相とは
まさに、このことを言うんだ。
Aの隣に座ってたはずのウヨンが
怯えた顔で、そーっとクンヒョンの隣に移動してる。
「A!A、待って!今回はちゃんとオレ、家に帰ったし・・」
「さあ、どーだかね・・」
「え・・?」
ぼそっと低い声で呟いたひと言。
ああ・・恐すぎる。
ああああ。
もうこの話は、終わりにしたい・・。
「A。この後は?瑠衣ヌナと、どこか行くの?」
「瑠衣と飲みに行くけど、なに?」
「あ、うん。いや・・早く帰って来いよ、な?」
「ジュノみたいに、潰れるほど飲まないから安心して?笑」
「・・うん」
はぁーー。
完全に、怒ってるだろ。
その笑顔が・・恐いよ。
目が全然、笑ってないし。
オレ、今回はちゃんと家に帰ったし。
相手の女優って言ったって、オンマほどの歳だしさ。
何か、あるわけ無いのに・・。
そんなに飲んではないんだけど。
寝不足で。
・・ってのは、通用はしないだろうけどさ。
あーーーー。
完全に、Aを怒らせた・・。
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まろん(プロフ) - うわーっ!一気にですか?! 寝不足になりましたよねwwウヨンにもしあわせになって貰いたいのですが、彼には暫くこのままで居て貰います(笑)ジュノペンなので、ジュノが可愛いと言って頂けて嬉しいです(^-^)これからも、よろしくお願いします! (2016年3月21日 16時) (レス) id: 725651be7e (このIDを非表示/違反報告)
yu(プロフ) - 寝る間も惜しんで一気に読んじゃいました!!とにかくジュノが可愛い~(#^_^#)あんな風に愛されたいです!!私的には、ウヨンの感じもドンピシャで・・・とにかく、最高に幸せな気持ちをありがとうございます!早く続きが見たいです!! ・ (2016年3月21日 9時) (レス) id: b866d91fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まろん | 作成日時:2016年3月11日 15時