危ない人たち ページ44
着いたって連絡があって、チャンソンが下までAと瑠衣ヌナを迎えに行く。
「ヌナーーーッ!!」
Aの姿が見えるなり、走り寄って行こうとしたウヨンのTシャツを掴んで、取り抑えた。
「ジュノ!!何するんだよ?!あっ、ヒョンずるいよ!!」
んっ?
ヒョン・・?
あーーーっ!!
ウヨンを取り抑えてる間に、ミンジュニヒョンがAにハグしてるじゃないか・・。
「ヒョン!!何してんだよっ!」
慌ててヒョンを引き剥がすと、誰にも触られないようにAの身体を引き寄せた。
「ジュノヤー。ちょっとぐらいいいじゃないか。だってヌナと会うの、久しぶりだからさー。ねーっ、ヌナ。笑」
・・だってじゃないっつーの。
油断も隙もないやつらだな、本と。
あ、だからさ・・ヒョン。
そんなフニャッとした笑顔でオレのAを見るなって。
Aの顔も、フニャッとしちゃってるじゃないか。
「あ、ニックン!」
オレからパッと離れると、Aからクンヒョンにハグした。
「昨日はご馳走さま。ジュノと二人で、美味しく頂いたよ。認証ショット、見た?ジュノと二人で撮ったのもあったでしょ。笑」
・・おいおいおい。
何してくれてんだよ、お前は。
何で、自分からハグしに行ってんだ。
ケーキのお礼なんて、口で言えば良いだろ口で!
「あ、本当?良かった。認証ショットなんて見てないよ?撮ったの?」
Aが、信じられないって顔で振り返った。
あ、やっべー・・・バレた。
「ジュノ!?」
「忘れてたんだよ!!」
「嘘つき」
「嘘じゃないって!そんなこともういいから、こっち来いっ!!」
いつまでもクンヒョンに、ベタベタくっついてんなっつーの。
「おっ、ヌナ。久しぶり!笑」
・・もう一人、近寄ってきたぞ。
危ないんだ、この人。
突然、ふざけて抱きついたりするからな。
テギョニヒョンを警戒しつつ、Aの腰をグイッと引き寄せた。
「あー、テギョン。久しぶりー。笑」
「相変わらず、ジュノの警備が厳しいなー。笑」
「ヒョン。それ以上、近寄るな」
「ぶわっはっは。なんもしないって!なぁ、ヌナ?笑」
テギョニヒョンが離れたのを確認して、
Aとぴったりくっついて、ソファーに座る。
向こう側は肘掛けだから、Aの隣には誰も座れない。
うはははっ。
オレって、すっげー頭いいな。
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まろん(プロフ) - うわーっ!一気にですか?! 寝不足になりましたよねwwウヨンにもしあわせになって貰いたいのですが、彼には暫くこのままで居て貰います(笑)ジュノペンなので、ジュノが可愛いと言って頂けて嬉しいです(^-^)これからも、よろしくお願いします! (2016年3月21日 16時) (レス) id: 725651be7e (このIDを非表示/違反報告)
yu(プロフ) - 寝る間も惜しんで一気に読んじゃいました!!とにかくジュノが可愛い~(#^_^#)あんな風に愛されたいです!!私的には、ウヨンの感じもドンピシャで・・・とにかく、最高に幸せな気持ちをありがとうございます!早く続きが見たいです!! ・ (2016年3月21日 9時) (レス) id: b866d91fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まろん | 作成日時:2016年3月11日 15時