大ヌナとオレ 13

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「ねぇ！今度のオフ、ジュノはヌナのところに行くんでしょ？俺も行っていい？」


「は？何でだよ？ダメに決まってんだろ」


「何でだよー。俺だって、ヌナに会いたいよー」


「意味分かんねー。お前は会う必要ない！あ、しかもその日はAと出掛けるし！笑」


「えーっ、出掛けるの？ねぇ、どこ行くの？笑」


「うははっ。知りたいか？なぁ、知りたいだろ？」


「知りたい！」


「素直なヤツだ。実はな、ディズニーランドでデートなんだっ！！笑」



どーだっ！！
羨ましいだろ？！



「えーっ！？マジで？良いなあ。ディズニーランドなんて、しばらく行ってない。ヌナとなんて、良いなぁー」



だろだろ？
羨ましいだろー？笑。



「あっ、そうだ！クンヒョン、クンヒョーーン！！！」



ニヤついたと思ったら
何で急に、クンヒョン？



はっ！！


クンヒョンと言えば
無類のディズニーランド好き。



あーー。

ちょっと待て。
何か・・イヤな予感。



「ジュノ、ヌナとディズニーランド行くんだ？しばらく行ってないから、行きたいな。いいよ、ウヨン。今度のオフに行こうか。笑」


「へへへ。・・ってことで、俺らも行くから。ディズニーランド！」



あぁーーー。

イヤな予感、的中。



「じゃ、二人とも、後でまたね。笑」


「ネーー！ヒョン。笑」


「・・クン、ヒョン・・・」




はぁ。


またクンヒョンに甘えやがって。



「ウヨン・・お前は、Aに会いたいだけだろ」


「うん？何か言ったー？あー、ヌナと何乗ろうかなぁ。笑」



・・おいおいおい。

何でお前がAと乗るんだよ？
クンヒョンと乗れよ、クンヒョンと！



「ダメ！！お前とは乗らせないし。しかも、Aの甥っ子と行くから、Aとは乗れないと思うけどな」


「えっ・・ヌナと二人でじゃないの？あー、マジかよ。俺、子供苦手・・」


「だろ？だからさ、今回はやめとけよ。なっ？笑」


「でもさ、ヌナの甥っ子でしょ？仲良くしておかなきゃね」


「それは・・何のために？」


「え？ヌナと俺の、今後のために。笑」


「バッカじゃねーの？お前にAとの今後なんて、あるわけ無いだろ」


「えー、いつ逆転するか分かんないじゃん。笑」


「逆転は無いっ！そんなの分かってる！」


「ま、いいやー。とにかく行くから。あー、楽しみだなー。笑」



はぁ、マジかよ。
ウヨンに言うんじゃなかった・・。


せっかくの、Aとのデートなのに。
また邪魔されんのか。

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