大ヌナとオレ 13

余裕 ページ4

・・まさか。


Aと喋っちゃいけないとか？
いくらなんでも、それは無理だ。
そんなの一緒に行ったって、楽しくないじゃん。

それとも
Aに触っちゃいけないとか？

それも・・絶対無理。



「・・・なに？」


「子どもが欲しいって騒がないこと」



はぁ。

・・何だ。

ビビったじゃん。
そんなことなら、余裕で守れるし。


「言わないよ。子供は結婚してから、だろ？」


「うん。笑。全部守れる？」


「余裕。笑」


「じゃあ、一緒に行こうね。甥っ子達も喜ぶと思う」


「チビに会うの、久しぶりだな。笑」


「ふふっ。ジュノとディズニーランドだー！」



嬉しそうに笑うと
オレにギューッと抱きついた。


何だよーー。
めちゃくちゃ嬉しそうじゃないか////

本とは一緒に行きたいのか。

言ってくれたら、いつだって行くのに。


変装だってちゃんとするし
めちゃくちゃダサダサのヒョンの服だって、着るのに。



「嬉しい？」


「うん。すごく嬉しい。笑」



顔を上げてそう言うと
またオレの胸に顔を埋めてギュッと抱きつく。


あーー。
可愛すぎるだろ////



「A。ベッド行こ？」



Aをギュッと抱き締めて
耳元で囁くと、Aが顔を上げた。




なっ？笑。

Aだってさ、
このままイチャイチャしたいだろ？



「何でよ？」



へっ？


何でって・・何で？



「お前、眠いって言ってたじゃん」


「ここでいいって、言ったでしょ」


「オレが・・！オレが、眠いんだよ！！」


「眠くないって、言ったじゃないの。笑」


「急に眠くなったんだって！！」



Aを抱き上げて、ベッドに連れていくと
ギュッと抱き締めた。



「めちゃくちゃ、楽しみだな。笑」


「うん。笑。ジュノと一緒に行けると思わなかった」


「Aはさ、何度も行ったことあるんだろ？」


「うん」


「誰と？」


「誰と・・？」



すぐに答えようとしない
Aの顔を覗きこむ。



「誰とだよ？・・・男か」


「友達だよ」



あー。

目も合わせない上に
下唇噛んだな。



「はい、お仕置き決定」


「何でよ？昔の話だよ。ジュノだって、今までいっぱいデートしてきたでしょ？」


「オレはしてない！」


「そっか、家でイチャイチャしてたんだー？」


「////してないっ！！」


「あー、耳真っ赤！お家デートだったんだ？笑」


「////煩い！もう言うなって！」



Aの唇をキスで塞ぐと
途端に大人しくなる。

まったく・・お喋りなヤツ。笑。

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