二択 ページ30
「ヤダーーー。見られてたなんて。恥ずかしくて、死にそう////」
耳まで真っ赤にしたAが、
でかいぬいぐるみを抱えて、そいつに顔を埋めてる。
A・・めちゃくちゃ可愛いんだけど////
━━━━━━コンコンッ、コンコンッ。
『あ・け・て!!!』
ウヨンが窓を何度も叩いて、早く開けろってアピってる。
・・開けたくない。
いつまでも開けない分けにもいかなくて、仕方なく二人が顔を張り付けてる窓を開けた。
「////おい・・いつから居たんだよ!?」
「うん?ヌナが抱えてるヤツ、そこに置いたところから。へへへ////」
ずっと、覗いてたのかよ。
・・・全っ然、気付かなかった。
全部、見られてたのか////
「ちょっと!窓じゃなくてさ、乗りたいんだって。
早く開けてよ!」
はぁーーー。
恥ずかしすぎて
このまま、お前ら二人を置いていきたい気分だよ・・
ロックを解除すると、いそいそと二人が乗り込んだ。
「俺はもう少し待っていようと思ったんだけど。ウヨンがもう待てないって言うから。ごめんね。笑」
「ヒョン!!オレのせいにするなんて酷いよ!ジュノ、クンヒョンはね、『面白いからこのまま覗いてようか。ふふふっ』って、ブラックンな顔で言ったんだよ?!」
「ジュノ。俺は可愛い弟の成長を確かめようとして言っただけだよ?」
「クンヒョン、嘘つき!ニヤッと悪い顔で笑ってたもん!ジュノ!!覗かれるのと、邪魔されるの、どっちがいい?」
はっ?
何だ、その二択。
・・くだらない。
ものすごく、くだらない質問だ。
ウヨンの言うことなんて、無視だ、無視。
オレは黙って、車を出した。
「クンヒョン!!ジュノが無視してる!!」
「ジュノ?無視はいけないよ?笑」
はぁ。
オレに構わなくていいからさ。
二人で仲良くしてろって。
「A。顔、上げろよ?笑」
「ダメダメ・・無理////」
「お前、いつまでもそんなことしてると、酔うぞ?」
クシャクシャッとAの頭を撫でると、漸く顔を上げた。
「はぁーーー////」
「ははっ。A、顔真っ赤。可愛いな。そいつ、役に立ったじゃん。笑」
「うん・・今日から、この子ジュノって呼ぶ。ショボーーーンのジュノ。あはは」
「・・ヤメロよ////A。帰ったらさ、さっきの続き・・な?」
「・・うん////笑」
マジかよ////
Aの気が変わらないうちに、早く帰らねば。
ブオンッとアクセルを踏み込んだ。
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まろん(プロフ) - うわーっ!一気にですか?! 寝不足になりましたよねwwウヨンにもしあわせになって貰いたいのですが、彼には暫くこのままで居て貰います(笑)ジュノペンなので、ジュノが可愛いと言って頂けて嬉しいです(^-^)これからも、よろしくお願いします! (2016年3月21日 16時) (レス) id: 725651be7e (このIDを非表示/違反報告)
yu(プロフ) - 寝る間も惜しんで一気に読んじゃいました!!とにかくジュノが可愛い~(#^_^#)あんな風に愛されたいです!!私的には、ウヨンの感じもドンピシャで・・・とにかく、最高に幸せな気持ちをありがとうございます!早く続きが見たいです!! ・ (2016年3月21日 9時) (レス) id: b866d91fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まろん | 作成日時:2016年3月11日 15時