覗き ページ29
駐車場に着くと、ウヨンたちはまだ来てない。
「先に乗ってるか」
「そうだね。笑」
ウヨンにひと言ラインを入れてから、トランクに荷物を入れて乗り込むと
さっきのでかい袋をAの膝の上に乗せた。
「Aに。笑」
「えっ?あたしに?」
「うん。笑」
「ありがとう!何だろう?開けてもいい?」
「うん。笑」
プレゼントを開ける前の、ワクワクしてる顔が可愛くて。
そんなAが見たくて、オレはあれこれプレゼントしたくなる。
袋を開けると、プーさんのぬいぐるみが顔を出す。
「うわぁ!ありがとー。大きなプーさん、可愛い。笑」
「女ってこういうの、好きだろ?笑」
「ん?ぬいぐるみ?別に好きでも無いけど」
え?
・・好きじゃないのかよ。
こういう時ってさ、嘘でも好きって言うだろ・・普通。
めちゃくちゃ喜ぶと思ってたのに。
これ買うの、すげぇ恥ずかしかったのに。
「・・じゃあ、いいよ。要らないだろ!」
取り上げようと伸ばしたオレの腕をAが引き寄せると、オレの尖らせた唇に、チュッ・・と唇をつけた。
「好き。笑」
なっ・・いきなり好きとか、何だよ////
「////オレのこと?それとも、こいつ?」
「どっちも、好き。でも何より、誰よりジュノが一番好き。大好き。笑」
でかいぬいぐるみを抱き締めながらそう言うと、オレにもぎゅうーーっと抱きついた。
・・オレも、Aが大好き////
「A・・」
でかいぬいぐるみを目隠しがわりに、フロントガラスの前に置くと、Aの頬を両手で包み込む。
「オレも・・何より、誰よりAが大好き。笑」
「ふふっ。キスする?」
「したいだろ?笑」
「うん・・いっぱいしたい。笑」
チュッ・・と軽く唇をつけてから、深く唇を重ねる。
始まりのキスのような、甘くて激しいキス。
苦しそうなAの吐息に、一旦唇を離してやると
「ジュノ・・もっと。笑」
Aの腕が、オレの首に巻き付く。
「ん。してやる、いっぱい。笑」
もう一度、唇を重ねようと顔を近付けると
━━━━━━コンコンッ。
ビクッとして、オレもAも固まる。
・・誰だ?
恐る恐る音のした方を向くと
あ・・・ウヨンとクンヒョン。
窓に顔をベッタリと張り付けて、
呆れた顔でオレたちを見てる。
おい・・二人とも、覗き過ぎだろ。
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まろん(プロフ) - うわーっ!一気にですか?! 寝不足になりましたよねwwウヨンにもしあわせになって貰いたいのですが、彼には暫くこのままで居て貰います(笑)ジュノペンなので、ジュノが可愛いと言って頂けて嬉しいです(^-^)これからも、よろしくお願いします! (2016年3月21日 16時) (レス) id: 725651be7e (このIDを非表示/違反報告)
yu(プロフ) - 寝る間も惜しんで一気に読んじゃいました!!とにかくジュノが可愛い~(#^_^#)あんな風に愛されたいです!!私的には、ウヨンの感じもドンピシャで・・・とにかく、最高に幸せな気持ちをありがとうございます!早く続きが見たいです!! ・ (2016年3月21日 9時) (レス) id: b866d91fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まろん | 作成日時:2016年3月11日 15時