予約 ページ26
三人を見送った後、Aと手を繋いでまた歩き始める。
「お前な・・子供にヘンなこと言うなよ」
「え?あはは。子供が欲しいって、またジュノが言ってるのかと思って。ちょっと慌てさせようかと思ったの」
「まったく・・オレは言ってないって!」
「でも、いつかちゃんと、あたしにくれるでしょ?赤ちゃんの種。笑」
繋いだ手をキュッと握って、オレの顔を見上げて微笑んでる。
「・・やるけど。種って言うなよ////」
「ねぇ、あたし以外にあげないでよ?笑」
「バカ////当たり前だろ!」
「あはは!じゃあ、予約」
そう言うと
また、Aがオレの手の甲に唇を付けた。
「えへへ////」
予約って////
そんなことしておいて、急に照れてるし。
あああーーー、もう無理。
Aが可愛い過ぎて、我慢できない。
今すぐぎゅうぎゅう抱き締めたい。
息が出来なくなるほど、キスしたい。
ダメ・・オレもう、限界。
「////行くぞ」
さっさと、ホーンデッドマンションに行かなければ!!
早く、急げーーーっ!!!
「あっ、待って!」
Aの腕をグイグイと、引っ張るように歩き始めたオレをAが引き留めた。
「何だよ?」
「ウヨンちゃんから電話」
ウヨン?!
あいつ・・何の用だよ?
「そんなもん、出なくて・・」
「はいはーい!なあにー?」
はぁ・・出るの早すぎ。
しかもさ。
何だよその、浮かれた感じの電話の出方。
・・気に入らない。
「今から一緒に、ご飯食べに行こうって。どうする?」
はっ?
一緒に飯だと?
そんなことで、オレのAに電話してくんなっつーの!!
「貸せっ!」
どうするも何も無いんだよ。
そんなもん決まってんだろ?
「オレたち、さっき食ったから。花火が終わったら駐車場の入り口で。お前さー、用があるならAじゃなくて、オレにかけてこいよ。じゃあな!」
ウヨンがまだ何か言ってるけど、知らない。
これ以上、話すことなんて何もない。
「あれっ?!やだ、切っちゃったの?」
「ウヨンと話すことなんて、無いだろ」
「嘘つき。ご飯、食べたとか言っちゃって。笑」
「そうでも言わないと引き下がんないだろ、あいつ。
・・何で?ウヨンたちと、一緒が良かった?」
オレは、このままAと二人きりが良いのに。
Aは違うのかよ?
「ん?あたしはジュノが居れば、どっちでもいいの。笑」
あー、もう・・
その言葉、ヤラレタ////
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まろん(プロフ) - うわーっ!一気にですか?! 寝不足になりましたよねwwウヨンにもしあわせになって貰いたいのですが、彼には暫くこのままで居て貰います(笑)ジュノペンなので、ジュノが可愛いと言って頂けて嬉しいです(^-^)これからも、よろしくお願いします! (2016年3月21日 16時) (レス) id: 725651be7e (このIDを非表示/違反報告)
yu(プロフ) - 寝る間も惜しんで一気に読んじゃいました!!とにかくジュノが可愛い~(#^_^#)あんな風に愛されたいです!!私的には、ウヨンの感じもドンピシャで・・・とにかく、最高に幸せな気持ちをありがとうございます!早く続きが見たいです!! ・ (2016年3月21日 9時) (レス) id: b866d91fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まろん | 作成日時:2016年3月11日 15時