お砂糖 ページ23
「なぁ。オレ、あれ食いたい!」
「ん?あー、チュロス。買って来ようか?」
「オレも一緒に行く。A。半分こ、しよ?」
「半分でいいの?じゃあ、一本買えばいいね」
飲み物もチュロスも一つずつ買うと、人がまばらなところを探してベンチに腰を下ろした。
「あーーっ、分けなくていい!ベタベタするだろ」
「あ、そっか・・」
Aが半分に折ろうとするから、慌てて止めた。
Aが持つ、チュロスってやつをひと口食べると、オレに続いてAもひと口食べる。
「美味しいー。笑」
「ん。旨いな。笑」
手がベタベタするとか
そんなこと、本とはどうでもいい。
こうやって二人で仲良く食べたかっただけ。
さっき、近くにいたカップルがやってたから。
オレもやってみたかったんだ。
「A。ウーロン茶」
「あ、うん。笑」
今度はAが、飲み物を飲ませてくれる。
うはははっ////
こういうのも、やってみたかった。
あー、楽しい!
めちゃくちゃ楽しい!
食べ終わると、マップを見てるオレの顔を覗きこむ。
クスッと笑いながら、オレの口元に手を伸ばした。
「ん?」
「お砂糖、付いてる。笑」
指先でオレの口元に付いた砂糖を拭うと、その指をペロッと舐めた。
「////お前もな」
広げたマップで顔を隠す。
唇でAの口元についた砂糖を拭うと、唇にはキスを落とした。
「あー、甘いな」
「////やっ、何してんのよ」
「付いてたんだよ、砂糖が。ほら、行くぞ!笑」
ー
次に来たのは、『バズ・ライトイヤー』
これもまた、一時間待ち。
それでも全然苦じゃない。
またAと、イチャイチャしながら待てばいいだけだ。
しかもこれ、待望の二人乗りだし。
「おい、オレが左側を撃つから、Aは右側を撃てよ?」
「うん。分かった。任せて!」
うっひゃーーーっ!!
ヤバイ!これ、ちょー楽しい!
「ちょっと!やだ、右側撃たないでよっ!!」
「お前が鈍いからだよ!!」
「あ"ーーっ!!ヤメテよ!!!」
「だったら早く撃てって!!」
ー
「あー、ちょー楽しかったな。笑」
「あたし、あんまり撃ってない!」
くくくっ。
Aの悔しそうな顔。
そんな顔も、ただ可愛いだけなんだけど。笑。
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まろん(プロフ) - うわーっ!一気にですか?! 寝不足になりましたよねwwウヨンにもしあわせになって貰いたいのですが、彼には暫くこのままで居て貰います(笑)ジュノペンなので、ジュノが可愛いと言って頂けて嬉しいです(^-^)これからも、よろしくお願いします! (2016年3月21日 16時) (レス) id: 725651be7e (このIDを非表示/違反報告)
yu(プロフ) - 寝る間も惜しんで一気に読んじゃいました!!とにかくジュノが可愛い~(#^_^#)あんな風に愛されたいです!!私的には、ウヨンの感じもドンピシャで・・・とにかく、最高に幸せな気持ちをありがとうございます!早く続きが見たいです!! ・ (2016年3月21日 9時) (レス) id: b866d91fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まろん | 作成日時:2016年3月11日 15時