カチューシャ(ヌナ) ページ22
今度の写真は、かなり気に入った様子で、いそいそと自ら買いに行くと、満足そうな顔で戻ってきた。
・・ぷっ!
こんなところにまで、負けず嫌いのジュノ発揮。
「次は何がいい?・・なに見てんの?」
ジュノがジーっと見てる視線の先には
ミッキーとミニーの耳のカチューシャつけたカップル。
そういえばさっきも、これつけてるカップルを見てた。
「アレ、つけたいの?」
「////別に。ちょっと見てただけだし!」
あはは。
耳まで真っ赤にして、可愛い。
本とはつけたいんだ。笑。
「ねぇ、二人でつけたい。ダメ?」
「////いや、まあ、Aがどうしてもって言うなら、つけてやってもいいけどな」
「うん。どうしても」
「じゃあ、仕方ないなー。笑」
ちょっと上がった口角と、膨らんだ小鼻はどう見ても『仕方ない』って顔じゃないけど。
「どこに売ってるのかなぁ?」
「オレ、知ってる!確か、こっちに売ってたぞ!」
あたしの手を引いて、早足に歩き出す。
ショップの場所もちゃんとチェックしてたなんて。
よほど、つけたかったんだ。笑。
「ほら、な?売ってるだろ?笑」
あーー////
ドヤ顔のジュノが、ものすごく可愛い。
「Aはコレ。オレはコレ!」
「もう、決まってるの?笑」
「そ、決まってんの!」
ミッキーの耳のカチューシャは自分の頭に。
ミニーのはあたしに、ジュノがつけてくれる。
「ん。A、似合う。すげぇ可愛い。笑」
ものすっごい糸目の、天使みたいな笑顔で言うから。
何だか、恥ずかしくなる////
あたしのこといつも可愛いって言ってくれるけど、ジュノの方がずっとずっと可愛いのに。
「////ありがと。笑」
ジュノって大きな声では呼べないから、耳元に顔を寄せた。
「ジュノも、すごく似合う。すっごい可愛い」
「////このヅラがなかったら、オレもっと可愛いんだけどな」
「うん。知ってるよ。笑」
「////ん。A、行こう」
目を細めながら差し出されたジュノの手に、指を絡めた。
大きくて、ふわふわのジュノの手。
こうやってずーっと繋いでいたいな。笑。
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まろん(プロフ) - うわーっ!一気にですか?! 寝不足になりましたよねwwウヨンにもしあわせになって貰いたいのですが、彼には暫くこのままで居て貰います(笑)ジュノペンなので、ジュノが可愛いと言って頂けて嬉しいです(^-^)これからも、よろしくお願いします! (2016年3月21日 16時) (レス) id: 725651be7e (このIDを非表示/違反報告)
yu(プロフ) - 寝る間も惜しんで一気に読んじゃいました!!とにかくジュノが可愛い~(#^_^#)あんな風に愛されたいです!!私的には、ウヨンの感じもドンピシャで・・・とにかく、最高に幸せな気持ちをありがとうございます!早く続きが見たいです!! ・ (2016年3月21日 9時) (レス) id: b866d91fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まろん | 作成日時:2016年3月11日 15時