緩む ページ20
「あたし、スプラッシュマウンテンに乗りたい!」
「ん。いいよ。じゃ、行こ」
Aと乗れるなら、オレは何でもいい。
Aの乗りたいヤツに、乗ればいい。
またAと手を繋いで、指を絡ませる。
ちょっと照れたようにオレを見上げるAが可愛くて、また抱き締めたくなる。
「////そんな顔、すんなよ」
「ん?そんな顔って、どんな顔よ?」
「可愛すぎて、キスしたくなる顔」
「////何言ってんの?!」
そう言ってまた照れるAが愛しくて
繋いだAの手の甲に、チュッと唇を付けた。
「今は、これで我慢してやる。笑」
ー
Aが乗りたいって言ってるアトラクションの前まで来ると、ものすごい行列。
「一時間待ちだって。並ぶ?」
「いいよ、並ぼ。どこも一緒だろ」
「うん。笑」
嬉しそうに笑うと、今度はAがオレの手の甲に唇を付けた。
うわっ、バカバカバカ////
そういうこと、しちゃうのかよ・・。
無言でAを引き寄せて、後ろからギュッと抱き締めると、オレの手にAが手を重ねる。
こんな風にAを抱き締めながら待つのなら、一時間だろうが、何時間だろうがいくらでも待っていられる。
「あ、ねぇ次は?何がいい?」
マップを広げるAに頬をくっつけて、覗きこむ。
「////ちょっと、くっつき過ぎ」
「そ?普通だろ」
あれこれ言いながら、真剣にマップを見てるAが可愛くて、そっと耳朶を甘噛みした。
「////ひゃあっ」
「////バカ。ヘンな声出すなよ」
「周りに子供とかも居るんだから!ヤメテ」
「いいじゃん。誰も、見てないだろ」
「////もうっ!」
くくくっ。
照れちゃってさー。
本と、可愛いな////
オレの唇が触れる度に、ピクッと反応するAが可愛くて、何度も耳朶に唇を付けた。
「////本とにヤメテ。マスクしたいの?」
「ちぇっ・・何だよ、いいじゃん」
だってオレ、こんな風にAとイチャイチャしながら、並んでみたかったんだよ。
顔だけちょっと後ろに向けたAが、オレを見上げてクスクス笑ってる。
「・・何だよ?」
「そんなに唇尖らせちゃって。笑」
人差し指で自分の唇に触れた後、その指をオレの尖らせた唇に、むにゅっと押し付けた。
「////なっ・・!」
「ほらほら、笑ってよ」
笑ってよって・・
そんなもん通り越して、緩むだろうが////
はぁ////
バカ・・キス、したくなったじゃん。
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まろん(プロフ) - うわーっ!一気にですか?! 寝不足になりましたよねwwウヨンにもしあわせになって貰いたいのですが、彼には暫くこのままで居て貰います(笑)ジュノペンなので、ジュノが可愛いと言って頂けて嬉しいです(^-^)これからも、よろしくお願いします! (2016年3月21日 16時) (レス) id: 725651be7e (このIDを非表示/違反報告)
yu(プロフ) - 寝る間も惜しんで一気に読んじゃいました!!とにかくジュノが可愛い~(#^_^#)あんな風に愛されたいです!!私的には、ウヨンの感じもドンピシャで・・・とにかく、最高に幸せな気持ちをありがとうございます!早く続きが見たいです!! ・ (2016年3月21日 9時) (レス) id: b866d91fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まろん | 作成日時:2016年3月11日 15時