大ヌナとオレ 13

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「あっ、いたいた！カイくん、レイくん！！」


「あーっ、ねえね！！」


「ねえね！！」



Aの姿を見るなり、チビ二人が飛び付いてる。
相変わらず、Aのことが大好きなんだな。



「ねえね、ジュノは？」


「ジュノはー？」


「ん？一緒に来たよ。笑」



何だよ、オレに会うのも楽しみだったのか。
可愛いじゃん。



「よっ！カイ、レイ、ひさしぶり。笑」


「ねえね・・・誰、この人？」



サングラスを外してやったのに、不思議そうにオレの顔を見上げてる。



「何だよ、分かんないのかー？笑」


「・・・あっ、ジュノ！！ヘンな髪型！！」



二人を両腕に抱き上げてやると、嬉しそうにオレの頭を触る。


「これはな、変装だ。オレだって、分からなかっただろ？」


「うん。笑」


「ジュノさん。お久しぶりです。今日はお忙しいところ付き合わせちゃって、すみません」



「こんにちは。いえ、オレが来たかったんで」


「後ろのお二人は同じグループの？」


「あ、そうです。笑」


「ニックンです。今日はご一緒させて頂きます。笑」


「あ。ウヨンです」


「Aの弟のユウです。お二人とも、イケメンですね。笑」



そう言って笑った顔は、やっぱりAと似てる。



「ジュノ。後ろの兄ちゃんたち、カッコイイね」


「うん？オレが一番だろ？」


「えーっ、あの背の高い人が、一番カッコイイ！！」



・・・クンヒョンか。


クンヒョンがイケメンってのは
子供にも分かるのか。



「なんだと、このっ！ジュノが一番って言えーー！」



思いっきり脇の下をくすぐってやると、ぎゃあぎゃあ言いながらはしゃいでる。


ははっ。
こういうの、久し振りで楽しい。



「カイ、レイ。中に入ったら、ジュノって呼ばないでね？守れる？」


「はーい。分かったー！！」


「二人とも、カッコイイね。お兄ちゃんと手を繋ごうか？笑」


「うん////」


さすが、クンヒョン。
子供の扱いも上手いなー。






チケットも買ったし、


さあ！いよいよ乗るぞっ！！



「A、何から乗る？」


「あたしねぇ・・」

「俺、兄ちゃんと乗りたい！！」

「レイくんも！！」



・・へっ？！



「・・パ・・パパが居るだろ？」


「兄ちゃんがいい！」


A、何とかしてくれ・・
助けを求めてAを見たのに


「あはは。大人気だね。笑」


あああ。
Aのバカーーーッ！！



「・・何、乗りたいんだ？」



仕方なく、チビ二人と手を繋いだ。

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