ヌカリない ページ12
「あははははは・・ジュノ!!何、その髪!?似合わな過ぎて、ウケる!!」
「あはは!ジュノ、どうしたのソレ?」
車に乗り込むなり
オレを見て二人とも大笑いしてる。
何だよ////
そんなに笑うなって!!
「////煩いよ!!」
「ねっ?!似合わな過ぎて、すごい可愛いでしょ?笑」
Aが得意気に言ってるけど。
・・それ、誉めてんのか?
「うわぁ、うわぁ・・くくくっ。ジュノもさ、よくコレを被る気になったねー」
まじまじとオレのドレッドのヅラを見ながら
ウヨンが後ろから手を伸ばす。
「あんま、触んなって!・・いいんだ。コレ被ると良いことがあるんだ。なっ、A。笑」
「んっ?うん////」
「へぇー。どんな良いことがあるの?」
「あ?『いくらでも』なんだ!笑」
「何だよ、『いくらでも』って。意味分かんない・・ま、どうせヌナ絡みでしょ?」
「ウヨン。お前は分かんなくていいんだ。笑」
ブツブツ言ってるウヨンを無視して
前を向いたままAに手を差し出すと
何も言わずに手を重ねて、オレを見て微笑んでる。
はぁ、可愛いな////
やっぱり、Aが助手席っていい。
嬉しくて、オレもAを見て微笑んだ。
「ちょっとそこ!何見つめ合ってんの!?後ろに俺たちがいるってこと、忘れてない?前見て運転してよ!」
「邪魔すんなよ。クンヒョンと手繋いでろって!」
「ヤダよ!!俺だってヌナがいいよ!」
「ウヨン?ほら、手繋ごうか。ねっ?笑」
「ひいぃっ!クンヒョンもジュノの言葉にのるの、ヤメテよ!!」
クンヒョンにガッチリと手を握られて
ウヨンは、すっかり大人しくなってる。
「なぁ。ユウさん、もう着いてんの?」
「あ、連絡してみる」
「うん。あんま、待たせても悪いし」
「あ、もうすぐ着くって。同じくらいかな?」
「なら、いいか。どこで待ち合わせ?」
「駐車場の入り口で待ち合わせにした」
「ん。分かった。笑」
ー
「到着!」
「ジュノ。お疲れ様ー。はい、コレ」
駐車場に着いて、車を停めると
サングラスを渡される。
・・気付いてたのか。
わざと、置いてきたのに。
「なぁ、ヅラだけで充分だろ?」
「ん?マスクもしたい?笑」
あ、オレの・・黒マスク。
それも、しっかり持ってきたのかよ。
「・・・サングラスだけでいい」
あーあ。
いつも抜けてるのに。
こういう時だけは、本とヌカリないよな。
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まろん(プロフ) - うわーっ!一気にですか?! 寝不足になりましたよねwwウヨンにもしあわせになって貰いたいのですが、彼には暫くこのままで居て貰います(笑)ジュノペンなので、ジュノが可愛いと言って頂けて嬉しいです(^-^)これからも、よろしくお願いします! (2016年3月21日 16時) (レス) id: 725651be7e (このIDを非表示/違反報告)
yu(プロフ) - 寝る間も惜しんで一気に読んじゃいました!!とにかくジュノが可愛い~(#^_^#)あんな風に愛されたいです!!私的には、ウヨンの感じもドンピシャで・・・とにかく、最高に幸せな気持ちをありがとうございます!早く続きが見たいです!! ・ (2016年3月21日 9時) (レス) id: b866d91fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まろん | 作成日時:2016年3月11日 15時