悲しくなる ページ10
「ジュノ！今日はお仕事何時から？」
「あっ！オレ、今日オフだから。笑」
「えっ・・オフなの？」
なんだよ、その困った顔。
・・嬉しくないのかよ。
「ヌナ嬉しくないの？！」
「すごく、嬉しいんだけどー。
あたし、今日も夜居ないよ・・あはは」
はっ？
・・今日も居ないって、何でだよ？
「あはは、じゃねーし！
・・何で？また、飲みに行くの？」
オレ今日、久しぶりにヌナと
出掛けようと思ってたのに。
「あー。そうじゃなくてね。
今日も、ウヨンちゃんに会いに行こうかと・・」
「はあっ？！昨日行ったじゃん！ウヨンのソロなんて、そんなに行かなくていいだろ？！」
しかも
ウヨンに『会いに』とか言うなよ。
「えーっ！東京は全部行こうと思ってるのにぃ！！」
「じゃあ、オレも行く。ヌナの隣で見てる！！」
「バカじゃないの？！客席にジュノが居たら、大騒ぎになるでしょーが！」
全っ然、バカじゃない！！
ヌナが行くなら、オレも行くんだ。
ヌナの隣で、楽しそうにしてる
ヌナを見ててやる！
「だいたいさー。ウヨンは、ヌナが来てることなんて、全っ然気付かないだろ？！」
「ペンなんだもん。気付かなくても、ちょっと目が合うだけでも充分だもん・・」
目が合うだけでも充分なんて。
なんだよ・・
そんなに悲しそうに。
そんなに、ウヨンが好きなの？
さすがに、ちょっと悲しくなるな。
「・・どうしても行くの？なぁ、行くなよ」
「・・分かった。今日は行かない。大好きなジュノちゃんのために。行かないことにするー」
なんだよ、ジュノちゃんって。
照れるじゃんか////
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作者名：まろん
| 作成日時：2015年9月15日 23時
