酔っぱらいヌナ ページ5
「オレと、くっついて居たいんだ？」
「んー？うん。こうやって、ね！笑」
さっきよりも
ピッタリと寄り添うようにくっつくと
指を絡ませて、手を繋ぐ。
うわうわっ、マジか////
酔っぱらいヌナ、マンセーーーーッ！！！
「ヌナって、オレのこと大好きだよなー」
「うん。ジュノが大好き。知ってたでしょ？」
「あ、うん////知ってたけど」
『ジュノが大好き』とか////
ヤバイな。
レア過ぎて、照れるじゃん。
オレのこと好きって、知ってたけどさ。
だって、いつも言ってくれないし。
ヌナのこと好きって、愛してるって
オレばっかり言ってるから。
「じゃあさ。いっぱい、キスとかも・・したい？」
「えー、何でそんなこと聞くの？」
「ちゃんと答えろって！したくないのっ？！」
「したいよ？ジュノの唇プニプニで、気持ちいいもん。今、する？笑」
そう言いながら
オレの唇を指先でプニプニ触る。
酔っぱらいヌナ
やっぱり、いつもと違う////
「ん////する」
グラスをテーブルに置くと
ひんやりとしたヌナの手が
オレの頬を包み込んで
チュッ・・と、触れるように唇を付けた。
「////ヌナ、もう一回」
「あはは。言うと思った！」
「もっと、長いヤツがいい」
「長いヤツ？笑。じゃあ今度は、ジュノがしてよ」
「オレが？いいよ。笑」
ヌナの頬を包み込むと
額に瞼に、頬に・・顔中にキスを落として
唇へと辿り着く。
上唇も下唇も、食むようにキスをして
そっと舌を滑り込ませると
答えるように絡み付いてくるヌナの舌。
リップ音と、ヌナの甘い吐息に
身体が熱くなってきて
ずっとこのまま
唇を重ね続けていたいと思うのに
「・・はあっ、ジュノ、苦しいよ」
あーぁ。
ヌナが唇を離すから、終わっちゃったじゃん。
「何で離すんだよ？もっとしたかった！」
「だってジュノ、長すぎるんだもん。笑」
ケラケラと笑いながら
『また後でね』
耳元で囁くと
耳朶に唇を付けた。
うわっ。
ヌナ、何か・・エロい////
酔っぱらうとヌナって、こんな風になるのか。
はぁ・・ドキドキする////
だけどさ。
コレ・・オレの前でだけ、なのかな？
職場の飲み会とか、あるよな？
飲みすぎると、毎回こんな風なの？
ああ、ちょっと・・心配になるじゃん。
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作者名：まろん
| 作成日時：2015年9月15日 23時
