もしも ページ4
確かにな。
ウヨンのライブだから
ペンラがブルーなのは仕方ない。
そりゃ、そうだ。
あの場で黄色は、おかしい。
けど、ウヨンペンってなに？
ウヨンペンって、どういうこと？
「うん、ずーっとウヨンペンだよ。ウヨンちゃんが好きなのー。笑」
ニコニコしながら、答えてるけど。
・・ウヨンが『好き』とか、言うなよ。
ヌナが好きなのは、オレだけだろ？
ああ・・だけど。
全然、知らなかった。
ヌナがウヨンペンだったなんて。
だって、オレのペンだと思ってたし。
ちょっと・・待てよ。
もしも、もしもだ。
ウヨンがヌナに告ってたら。
ヌナはウヨンと付き合ってたのか？
あああああ。
・・まさかな。
まさか、そんなわけないよな？
拗ねてるとか、不機嫌とか
もうどうでもいい。
そんなこと言ってる場合じゃない。
ヌナは、オレだから
オレのことが大好きだから
付き合ったんだよな？
「・・なぁ。もしもウヨンが、ヌナのこと好きだって言ってたら・・ウヨンと付き合ってた？」
はぁ。
なに聞いちゃってんだ。
男らしくないなー。
でもでも。
ウヨンが好きとかあり得ないし。
そんなこと、考えたくもない。
「ん？ウヨンちゃんと？あー、それは無いなー」
ヌナの答えにホッとする。
しかも、即答だし。笑。
「何で？ウヨンのことが、好きなんだろ？」
「そうだけど。でもウヨンちゃんと二人きりとかーー。想像しただけで緊張するもん。えへへ////」
・・えへへ、じゃねーよ。
ウヨンと二人きりでいるのを想像して
照れるとか。
あり得ないだろ。
「じゃあヌナは、オレと二人きりでも、緊張しないわけ？」
「へっ？！何で緊張？緊張してたら、こんな風にいられないでしょ。ジュノと、何にも出来なくなっちゃうよ？笑」
何も、出来なくなる？
抱き締めたり、キスしたり
その先も・・？
いや////
・・それは、ダメだ。
だって。
ヌナといっぱいイチャイチャしたい。
「それは、イヤだ」
「でしょ？あたしもジュノとは、いっぱいくっついて居たいもーん。笑」
ニコニコと笑いながら
オレの腕に腕を絡ませて、くっついてくる。
うわっ・・・か、可愛い////
しかも。
ヌナが、そんなこと言うなんて珍しい。
あ・・もしかして。
ちょっと、酔ってんのかな？
今なら、普段言わないこと
いっぱい言ってくれるかもな。
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作者名：まろん
| 作成日時：2015年9月15日 23時
