そこに行く理由（ジュノSIDE） ページ4
-------ジュノSIDE
2か月後に始まる、日本のソロツアーの準備で
俺は事務所にほぼ毎日缶詰状態だった。
久々に半日だけ空きが出来て
「チャンソン、飯でも行かない？」
チャンソンを誘うと
「いいよ。その前にちょっと付き合ってよ」
「どこ？」
「図書館」
ウヨンに”彼女が出来たら行ってみたら？”
と言われていた例の図書館に
チャンソンと一緒に行くことになるなんて。
でもいい機会。
ちょっと興味あったし。
チャンソンの車の助手席に乗り込むと
「で、何借りるの？」
「ん？ジュノにそれ言って分かるの？(笑)」
くっそ。
バカにしやがって
「植物図鑑だよ」
「は？図鑑？植物？？お前、そんなの趣味あったか？」
「ほら。やっぱジュノ知らないじゃん(笑)」
「は？」
「植物図鑑って小説だよ」
「・・・・・・」
「恋愛小説だよ」
「・・・お前が恋愛小説なんて珍しいな？」
「うん。映画になるんだよ原作が、日本で」
「へぇー」
「そのリメイクが韓国でもあってさ、オーディション受けてみないかって」
「そうなの？？？」
「うん。社長がね」
「・・・ヒョン、俺には何も言って来なかったくせに」
でも変なの
それなら尚更、買って読めばいいのに。
わざわざ図書館なんて。
まぁいいけど。
目的地に着く。
5階建ての大きな建物。
周りには公園があって
芝生で弁当食う人が居たり
いちゃつくカップルが居たり
勉強する学生が居たり。
そこは、穏やかで緩やかな時間が流れてた。
「へぇ。こんなとこなんだ」
思わずつぶやくと
「ん？何？？」
ってチャンソン
「いや、別に」
デカいサングラスの二人が真っ昼間に図書館とか
異質すぎて目立つ。
たびたび振り返られるけど、
あえて気づかれることもなく、
中に入り受付？みたいなとこまで行く
「キムさん、こんにちわ」
途端、チャンソンの声色が変わったのが分かる。
「あ、チャンソンさん！！」
「こんにちわ。連絡いただいたのになかなか来れなくて」
「あっ・・・・チャンソンさんあの・・・実は」
借りる予定だった”植物図鑑”とやらは、
チャンソンが全然取りにこないもんだから
ついさっき、次に待ってる人に借り出されたらしい。
申し訳なさそうな受付の人と裏腹に
チャンソンは残念がる様子もなく、
嬉しそうに話してる。
え？なに？
あぁ、そーいう事？！
チャンソンの目的ってこれかよ。
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寧々(プロフ) - みかさんあんにょん^^チャンソンペンさんでしたか…。チャンソンはまだバレンタインとホワイトデーの中の短編しか書いた事なくて。おいおい書いていければいいなぁ。でもチャンソンって難しい！！！www (2016年11月1日 15時) (
レス) id: fc9d150424 (このIDを非表示/違反報告)
みか(プロフ) - このお話も切なくて泣けます。寧々さんのお話ほんとに面白くて時間を忘れて見てしまいます。チャンソンペンなのですが、チャンソンのお話もどこかにありますか？ (2016年11月1日 9時) (レス) id: 1b4b20a9f5 (このIDを非表示/違反報告)
寧々(プロフ) - まみさん» まみさんこんにちわ^^ジュノへおかえりなさいｗそんな私もテクに寄りかかってたのですが、無事に生還しました。ジュノの恋、また切ないターンがぼちぼちとやってきますが、見守ってそしてお付き合い頂けたら嬉しいです！！！ (2016年7月25日 10時) (レス) id: fc9d150424 (このIDを非表示/違反報告)
寧々(プロフ) - はるさん» はるさんこんにちわ^^そうですか・・・この夏はお留守番なのですね。私もジュノの夏は先日の名古屋二日間で幕を閉じました。寂しいですが、今は新しいジュノの曲を愛でながら、皆さんと一緒に妄想の世界にどっぷり浸かりたいと思います。一緒にジュノを感じましょうね！ (2016年7月25日 10時) (レス) id: fc9d150424 (このIDを非表示/違反報告)
まみ(プロフ) - 寧々さん、ジュノに新しい恋をありがとうごじゃいます(^^)前回のお話しで、テク寄りになってた私ですが、今回のお話で無事元のジュノペンに戻ってきました！素直に気持ちを口に出せるようになったジュノ、ちょっと強引だけどイイね！この先も楽しみです。 (2016年7月24日 15時) (レス) id: 4645bd3a42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：寧々
| 作者ホームページ：https://youtu.be/GZXHBgjQjNM
作成日時：2016年6月3日 11時
