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「よっ、ユファン」
今日も元気なホソクはオーブンを開けながら
出勤してきたユファンに声をかける
「あ、ヒョン
シフト被るの久々じゃないっすか 笑」
こちらも笑顔ですわ
なんてアットホームなお店なんだ(自画自賛)
ふたりは話しながらもテキパキ天板を運んで
棚に焼き上がったパンを並べてる
「昨日の子ってAさんの彼氏っすか？」
「ジョングー？
あいつ、かわいいだろー？ 笑
俺たちの弟分てとこかなー」
「そっすよね、高校生っすよね？
Aさんが彼女なわけないっすね」
こら、ユファン
さりけなく失礼だぞ
昨日はジョングーくんに
ホソクの彼女なのかって聞かれ
今日はユファンにジョングーくんの彼女か聞かれて
ふたりの会話に苦笑しながら開店の準備
今日は月曜日
きっと忙しくなるだろう
*
案の定
朝から出勤途中のOLさんや
工事現場で働く方々らしい団体さんが来店され
忙しい…
ホソクもユファンも休憩にも入れない状況で
いったん引いた時には３人ともクタクタ
お昼に近い時間だから
途切れずにお客様はいらっしゃって
ユファンを先に休憩に入れて
新しく焼き上がったパン達を並べてると
ご近所の上品なおばあちゃまが来店
「Aちゃん、こんにちは」
「ハンさん！いらっしゃいませ」
食事パンをいくつかトレイに乗せたハンさんは
少しだけ声を潜めた
「ね、Aちゃん
今お付き合いしてる方、いらっしゃるの？」
急な話題に驚いてハンさんを見つめる
「うちの息子の部下でね、いい青年がいるのよ
それで…Aちゃんにどうかなって、」
「私…まだそういうのは…」
「あら、エリートなのよ
Aちゃん23歳でしょ？
考えてみてもいい年頃じゃない」
うーん、困った…
これってお見合い話なんだろうか
「考えてみてね」
再度念を押してハンさんは帰って行った
無下に断れないじゃん…
どうしよう
確かに付き合ってる人もいないし
会うだけなら会えないこともないけど
結婚とかそういうの、まだまだ考えられないな
なんせ、恋愛経験が皆無に近い←
男の人が苦手なわけでもないし
学生時代には告白してくれた人もいた
「物好きだねー 笑」
なんてホソクにからかわれたけど…
成績も運動神経も容姿も中の中くらいしか
私にはないのにほんと、物好きだ 笑
さて、どうしよう…
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しむちゃん - ムフフ、ほこほこしますね(^^)頑張ってください楽しみにしてます！ (2017年10月15日 0時) (
レス) id: 5cbc995f62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mac | 作成日時：2016年2月16日 21時
