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熱がある以外に症状のないジョングーくんは
思いのほか、よく食べた
器の底を掬うようにして綺麗にたいらげて
『何だかこれだけで治っちゃいそうです 笑』
そう言って笑った
処方された粉薬にしかめっ面をして
たくさんのお水と一緒に飲み込んだ
「さ、まだ横になってなくちゃ」
ベッドに戻るように促すと
素直に頷いて従う
「ホソク、身体拭いてあげて？
お風呂は入れないんだから」
「よしきた！」
熱いお湯で絞ったタオルをホソクに渡して
寝室のドアを閉めて
さて、今日はどこで寝よう？
母さんたちの部屋は私の部屋から離れてるから
ジョングーくんの様子がわからないよね
…リビングが妥当かな、やっぱり
ソファーに毛布を持ってきて
枕代わりのクッションを置くと
ホソクがドアを開ける
「いやー、ほんと変な気分だわ…」
「え？」
「ジョングーさぁ…
いい体してんのよ、ほんと
何だろ、筋肉の質っていうの？
まあ無駄がない！
あちこち触りたくなっちゃって…」
セクハラオヤジかっ
でも…そうだったな
この前のハプニングで私も上半身…
いやいや！ダメダメ！
頭に浮かびかけた映像を無理やり追い出して
ホソクからタオルを受け取る
「な、ジョングー割と大丈夫そうだな」
「そうだね、食欲はあるし…」
「じゃ、俺帰るわ
A、よろしくな」
「わかった、どうせ明日も来るんでしょ？」
「ん、ジョングーが心配だからな
なんかあったら連絡してくれ
じゃあな」
足音が階段を降りてく
ジョングーくんの熱を計りに
部屋のドアをノックする
小さく咳き込んでジョングーくんの声
「あら、咳出てきたね」
「はい、少し…」
起き上がってまた咳き込むジョングーくん
体温計を渡すとスエットの首元から差し入れた
熱を計る間にジョングーくんに
明日のバイトを休む連絡をさせて
ピピッていう電子音で体温計を覗く
３８.１度…
上がってるじゃーん！
夜だからかな？
咳が出るのもそのせいかもしれない
「熱、下げなきゃね、
氷まくら準備してくるから待ってて」
『はい…』
熱が上がったせいか
また瞳がうるうるしてるし
ちょっとだけ鼻声にもなってる
私がベッドの所から離れると
ジョングーくんはとたんに不安そうな顔をした
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しむちゃん - ムフフ、ほこほこしますね(^^)頑張ってください楽しみにしてます！ (2017年10月15日 0時) (
レス) id: 5cbc995f62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mac | 作成日時：2016年2月16日 21時
