第一章 第一話 ページ2
私の名前はローゼマリー･ローズ･リリアム。公爵令嬢である。
私が前世の記憶を思い出したのは、十歳になる前だったと思う。
しんしんと降りつもってゆく雪を部屋の中から感じながら、二歳ほど下の弟、レオナルドと、彼の部屋で本を読んでいたときだった。
「姉さまっ、姉さまっ。どうなされたのですか！ローゼマリー姉さま！」
心配そうに私の顔をのぞきこんだのは、私を姉と呼んだ少年だった。
私のことを姉と呼んだのだから、私の弟だということは、まだ少し混乱している頭でも分かった。
その弟とおぼしき少年が、心配だといわんばかりの顔でじぃぃっと見つめてくるので、「私は大丈夫よ〜」ということをそれとなく伝えてみた。
すると、
「大丈夫なはずがありません！」
と、一刀両断されてしまった。
私は覚えていないが、どうやら私はいきなり目をみひらき、何もないところをみつめていたらしい。今、頭が混乱しているのも、きっとそのせいだろう。まあ、それはあんなにじぃぃっと心配そうに見つめる理由にもなるよね。
「姉さまは疲れていらっしゃるのです。今日はもう部屋でゆっくりと休んだほうがよろしいですよ。」
「えっ。でも」
私は大丈夫だから、と言おうとしたが、
「駄目です。」
と、取り付く島もなく断られ、一人、自分の部屋へ帰ることになってしまった。
(作者からのお願いとお知らせ)
こんにちは。Lilyともうします。
私の作品を読んでいただきありがとうございます。
私は、いろいろな事情で更新が遅く、だいたい週に一度くらいだと思いますので、第二話は、来週まで、お待ちください。
お願いなのですが、コメントをいれて頂けるととてもうれしいので、どんどん書き込んで下さい。アドバイスなどでもいいので、よろしくお願いします。ただ、コメントをかえすのが遅いことについてはご容赦ください。
お知らせは、これから毎回作者からの一言をかいていくので、あたたかく見守って頂けるとうれしいということと、作者は今年で中学一年生になったことです。
長くなりましたが、この辺で終わりにします。次回もよろしくお願いします。
５月２１日、冒頭部分に主人公の名前を入れました。
５月２３日、弟君の名前を入れました。
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Lily - 夜籠目さん» コメントありがとうございます！嬉しすぎて嬉し涙がちょちょぎれちゃいます。この小説がなろう系なのは、私が現在進行系でなろうにたむろっているからです。 (2016年5月25日 14時) (
レス) id: e862ef2837 (このIDを非表示/違反報告)
夜籠目(プロフ) - 占ツクよりは、なろう系にありそう。 (2016年5月24日 21時) (レス) id: 3bd8e99442 (このIDを非表示/違反報告)
Lyly - ぷよ傘さん» コメントありがとうございます。楽しんで頂けて幸いです。更新を頑張るので、これからもどうぞ宜しくお願い致します。 (2016年5月21日 14時) (レス) id: ad4da21ebf (このIDを非表示/違反報告)
ぷよ傘(プロフ) - 私は今まで転生系の小説をあまり読んだことがなかったのですがとても面白いですね！主人公の心理描写などが非常にしっかりとしていて感情移入がしやすく楽しませていただきました。これからも更新頑張ってください。 (2016年5月20日 22時) (レス) id: 61adbf0e08 (このIDを非表示/違反報告)
Lyly - 風華@露領さん» 作品を見ていただけて、とても嬉しいです。ありがとうございます。面白いと思って頂けるよう、これからも頑張りますので、どうぞ宜しくお願い致します。 (2016年5月16日 19時) (レス) id: ad4da21ebf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lily x他1人 | 作成日時：2016年5月3日 15時
