タイムリミット−CM− ページ30
ジウン「僕には昔妻がいました 一緒に食堂を切り盛りして働いてました ソウルの繁華街にある店舗を買ったので借金が結構あってその借金を返すために朝から晩まで働きました 結婚したのにお店のことばかりで妻を気にかける余裕なんてありませんでした…そんな私に嫌気がさしたんでしょうね いつしかお店の常連だった一人の客と妻が愛し合うようになったんです そのことに気がついた時には妻の心はすっかり僕から離れていてその客と駆け落ちしようとしていました 魔が刺したんです…車が動けなくなって二人の足を引きとめようとブレーキをいじったんです…そしたらそれが原因で二人とも亡くなりました…」
それって…まさか…
ジウン「その妻と駆け落ちしようとした客がAちゃんのフィアンセでした…半年くらい前 出所して妻の眠るお墓を訪れた時Aちゃんと出会ったんです…Aちゃんにすべてを打ち明けて謝罪しました 責められても当然なのに責めるどころか前科者の僕のためにこの食堂を始められるよう協力してくれて…ホントにAちゃんには感謝してるんです…」
そう言うと彼が差し出した一枚の紙
ジウン「そこにAちゃんが住んでます ホントは知り合いなんですよね？お店を開ける時来ていたでしょう？ 遠くから見ていた…どんな事情があるのかは知りませんけど ここまで足を運ぶってことはよっぽどのことなんでしょう？ 会いに行ってあげて下さい」
僕たちのことを何も聞かず気遣おうとする彼
僕は頭を下げて紙を受け取った
店を出たら待っていたのはヒョンだった
ユチョン「何処行くの？ ジェジュヒョンに見るだけって言われなかった？」
チャンミン「…」
ユチョン「もうタイムリミットだよ 帰ろう」
チャンミン「でも！」
ユチョン「今日は帰るんだ！」
チャンミン「…」
ユチョン「縁があったらきっとまた会える 神様はそんな意地悪じゃないよ…？」
結局この日はAと会えなかった…
手の届くところにいるのに 傍にいけない
自分の不甲斐なさにどれだけ腹を立てただろう…
ヒョンが言った言葉
神様は意地悪じゃない…その言葉が現実になったのはそれから何年も後のことだった…
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 82人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハルナ(プロフ) - 最後の最後で安心させてくれてありがとうございます すごく嬉しいです (2011年9月28日 16時) (
レス) id: 7798b8ffd8 (このIDを非表示/違反報告)
ひみ(プロフ) - はぁ…そうか、そうなのか。ほっとひと安心。まだまだ続きそうですね。bubuさんﾌｧｲﾃｨーﾝ！ (2011年8月20日 7時) (携帯から) (レス) id: 675d5e2643 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - bubuさんお疲れ様です(^^) (2011年8月17日 21時) (レス) id: 21c8741d62 (このIDを非表示/違反報告)
bubu(プロフ) - ひみさん 私も書いててごめんなさいです もう少し辛抱してて下さい (2011年8月16日 11時) (レス) id: 4106b34d61 (このIDを非表示/違反報告)
bubu(プロフ) - みーちゃんさん ホントごめんなさい もう少し待ってね (2011年8月16日 11時) (レス) id: 4106b34d61 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：bubu | 作成日時：2011年7月24日 2時
