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────そろそろ、次の段階に進もう
「かしこまりました。」
ヤツは、カーテンの向こう側にいる。
僕は、あなたの顔を知らない。
分かることは偉そうだ。
あいつの息子だと言われるのがこの世でもっとも嫌い。
だって、僕らをモノとしか見ていないからだ。
だけど、逆らえない。
あいつの前では、ただ膝まついて何がなんでも“YES”と言うしかないのだ。
───おい、和也。聞いているのか!?
「はい、お父様」
───まったく。使えないやつだ。もっと、潤を見習え!この役たたずが!!
バチっっ!!!
「ぐあああああ!!」
指先がこっちに向いた瞬間、黒い光が体に衝撃がはしる。
「父様!!やめてください!」
──────ふん。もうよい、2人とも出ていけ。
あいつは、潤くんの言うことしか聞かない。
激痛から逃れた僕の体はまったく、動かない。
‥‥‥情けない。
そんな僕を姫抱きして運んでくれる潤くん。
廊下に出ると。
「ごめん…ね‥‥‥また‥‥‥」
ホントに泣き虫なんだから。
「大丈夫…。ありがとうね…潤くん」
また僕を守れなかったと言う君。
君が近くにいてくれるだけで守られてるのにね。
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革ベルト
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葉瑠(プロフ) - 嵐っコさん» ありがとうございます(´∀`)♪こんな駄作ですが今後ともよろしくお願いします。 (2012年9月24日 6時) (携帯から) (レス) id: 5245bd9043 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葉瑠 | 作成日時:2012年8月28日 21時