カレノイエ ページ43
…さて、どうしたものか
広いリビングに通されたはいいが、初めてくる家
それも彼の家というだけで、落ち着かない
全てが整い、全てにおいて彼のこだわりが垣間見れる
大きなソファに腰を下ろすことも躊躇し
独りでじっと彼が戻ってくるのを待つことも出来そうにない
私は彼が向かったキッチンへと向かった
「あのっ！」
「ん？どしたぁ？」
自然に手が動く彼は
料理をし慣れているのが良く分かる
「何か手伝いますっ」
「座ってろよ？すぐできるし」
「でも…なんだか落ち着かなくて」
「あぁ…じゃぁ、これ混ぜといて」
「はい」
美味しそうな匂いのするスープをかき交ぜる
これ…彼が作ったのかなぁ…
手が込んでいるように見えるスープ
キッチン台に次々と並べられている今夜のご馳走
それを彼は手際よく準備していく
「じゃぁ、Aはテーブルにあれを持って行って？」
「はい」
用意されたものをどんどんとダイニングのテーブルに並べると
まるで外食にでも来たようなテーブルの上
「さてっ！Aはそっち座って？」
「あぁ、はい」
一通り食事の用意が整い
私たちはお茶で乾杯をした
「「乾杯っ!」」
取り皿に私の分を取り分けてくれた彼は
自分の分もお皿に盛り、それを口に運んだ
「んっ♪美味しくできてる」
「いただきます」
私も口に運ぶと、彼はじっとその様子を見ていた
「どう？」
「うんっ！美味しいですっ！」
「っは(笑)良かった〜」
彼の好みの辛さではあるけれど
どれも皆美味しい
「こんなお肉、私食べたことないかも…」
「あっは(笑)そんなことないだろ」
「これ、全部ジェジュンさんが？」
「うん。昨日から用意した」
「すごーい・・・」
「美味しい？」
「はいっ！全部っ!」
「っは(笑)良かった〜」
彼の持っているフレンドリーな雰囲気や笑顔に
最初にここへ来た緊張も、いつしか解けていった
美味しいご飯に、笑っている彼の柔らかい空気
そんな雰囲気に、私も笑顔が自然と増えていた
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裕(プロフ) - やっとですが(^^;かき終えることが出来ました。待っていてくれた皆様、ありがとうございました。 (2015年5月7日 2時) (
レス) id: 10763d45a9 (このIDを非表示/違反報告)
ジヘ(プロフ) - はじめまして。一気に読んじゃいました。続きも気になるので是非パスワード教えてください。よろしくお願いします。 (2015年5月5日 2時) (レス) id: 63f122171b (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 皆様へ。たくさんのメッセージありがとうございました。パスですが、書き終えてから公開しようと思っています。我が儘をお許しください。なるべく早く書けるように頑張ります。ごめんなさい。 (2015年5月4日 2時) (レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
n_opoue(プロフ) - はじめまして。ずっと裕さんの作品を読んでいます。この作品も大好きです。続きを楽しみにしています。パスワード、ぜひ教えていただけませんか？よろしくお願いします。 (2015年5月3日 23時) (レス) id: 0b78b173ea (このIDを非表示/違反報告)
ミサ(プロフ) - こんにちは！パスワードが必要なので続きを読むのを諦めましたが我慢ができませんでした！宜しくお願いします！ (2015年5月3日 18時) (レス) id: 4a8dab7ee9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作成日時：2015年3月23日 11時
