カタオモイ ページ22
タクに彼女が出来てからというもの
彼からのお誘いはめっきり減った
私とタクで１セット
もしかしたら私ではなく、タクが居れば良かったのではないのかと
日に日に卑屈になっていく自分が居た
「チーフ？最近元気ないですよね」
タクとソナちゃんに誘われ
今夜は３人で食事に来ていた
ソナちゃんはタクの隣で、向かいに座る私の顔を覗き込むようにそう言うと
隣りのタクに視線を向けた
「A…、まだ好きなのかよ？」
タクが私にそう言うと
隣りのソナちゃんが目を見開いた
「ん？オッパ！どういう事？」
タクはまだソナちゃんに私の片思いについて話していないようで
初めて聞くと言ったソナちゃんは、タクに説明を求めた
「A、ずっと片思いしてんの」
「えっ？そうなのっ！？私の知ってる人？」
「あぁ。知ってる」
「だれっ？誰なのっ！？」
「…言っても、良いか？」
タクは私にそう聞くと
私はコクンと頷いた
「キム・ジェジュン」
「…えっ！？
だっ…だって！キム・ジェジュンのファンなんですよね？チーフ」
「うん…」
ソナちゃんの言葉に頷いた私に
ソナちゃんは訳が分からないといった顔をした
「だから、好きになったのが最初なのっ！」
「えっ？どういう事！？」
「好きになったから、ファンになったんだよ。Aは」
タクがソナちゃんに説明してくれるけれど
どれも言葉足らずで、ソナちゃんは眉間に皺を寄せた
「最初に…一目惚れって言うのかなぁ〜…。
酔ってたって言うのもあるんだけどね？
私…キム・ジェジュンに告白したの」
「告白っ？初めて会った時にですかぁ！？」
「うん…。
それで…見事振られて(笑)
ずっとそれからキム・ジェジュンに片思いしてて」
「チーフ…」
「わかってるのよ？
スターに本気で恋をするなんてことって。
でも…ずっと好きなの
彼女になりたいとか、そんな事は思ってないけど…
好きなの。
好きな気持ちはどうしようもなくって…。
自分でもどうしたらいいのか分からない…」
本当に
自分ではどうしていいのか分からない
彼への恋心をお終いに出来るのならば
その方法を聞きたい
ため息をついた私を、タクとソナちゃんは何も言わずに見つめていた
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裕(プロフ) - やっとですが(^^;かき終えることが出来ました。待っていてくれた皆様、ありがとうございました。 (2015年5月7日 2時) (
レス) id: 10763d45a9 (このIDを非表示/違反報告)
ジヘ(プロフ) - はじめまして。一気に読んじゃいました。続きも気になるので是非パスワード教えてください。よろしくお願いします。 (2015年5月5日 2時) (レス) id: 63f122171b (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 皆様へ。たくさんのメッセージありがとうございました。パスですが、書き終えてから公開しようと思っています。我が儘をお許しください。なるべく早く書けるように頑張ります。ごめんなさい。 (2015年5月4日 2時) (レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
n_opoue(プロフ) - はじめまして。ずっと裕さんの作品を読んでいます。この作品も大好きです。続きを楽しみにしています。パスワード、ぜひ教えていただけませんか？よろしくお願いします。 (2015年5月3日 23時) (レス) id: 0b78b173ea (このIDを非表示/違反報告)
ミサ(プロフ) - こんにちは！パスワードが必要なので続きを読むのを諦めましたが我慢ができませんでした！宜しくお願いします！ (2015年5月3日 18時) (レス) id: 4a8dab7ee9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作成日時：2015年3月23日 11時
