チグハグ ページ21
彼が私を"友達"と言ってくれた日から1年が経った
相変わらず私は彼への想いを募らせたまま
それを隠すこともせず
彼はそれを毎回笑って"友達"として私と接してくれていた
『今、○○で飲んでるんだけど、タクと一緒に来いよ？』
仕事を終えて家に帰ると、すぐに私の携帯に彼からの着信が入った
飲みに誘われる事が増えたけれど
いつも私とタクはセット
それぞれに個々に誘われたことはない
「今日はタク、デートなんで無理ですね」
最近、タクは彼女が出来た
相手は…ソナちゃん
私は両者から相談をされて
両者の背中を押した
そして、二人は交際をスタートさせたのだ
『マジで！？タク、Aの事が好きだったんじゃないの！？』
「…へっ？？」
『…えっ？』
「あっはっはっ！違いますってば〜！(笑)」
『…嘘だろ』
「あはは(笑)ずっとそう思ってたんですかぁ？」
『うん…』
電話の向こうの彼は、タクに彼女が出来た事をとても驚いていた
彼はずっと私とタクのことを勘違いしていたようだった
「ジェジュンさんだって、そんなにいつも飲み歩いてて大丈夫なんですかぁ？」
『えっ』
「せっかく"運命の彼女"に出会えたのに〜
振られちゃいますよ？(笑)」
彼も最近、彼女が出来た
「彼女との出会いは運命なんだ」と
いつか見たことのある幸せそうに笑う彼が
私に言っていた
「じゃ、また誘ってください」
『あ…うん…』
「それじゃあ」
電話をきってベッドに腰を下ろすと
なんだか一気に気が抜けた
タクにも彼女が出来て
ソナちゃんも幸せそうで
ジェジュンも運命の出会いがやって来て…
皆幸せそうに笑っている
皆が幸せそうで、私も嬉しく思う
でも…
どこか寂しいのも正直な気持ち
今まで芸能人のファンになって
こんなに苦しい想いをしたことがあっただろうか…？
こんな気持ち、初めてだ
彼とどうこうなりたいだなんて思ってはいない
けれど…
彼に恋人が出来たことが、とても辛い
幸せに笑っていてほしいと思っているのに
それを目の当たりにすると、胸が痛い
私はなんて我儘なのだろうか
「っ…」
頭と心がちぐはぐな自分を
両手でぎゅっと抱きしめた
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裕(プロフ) - やっとですが(^^;かき終えることが出来ました。待っていてくれた皆様、ありがとうございました。 (2015年5月7日 2時) (
レス) id: 10763d45a9 (このIDを非表示/違反報告)
ジヘ(プロフ) - はじめまして。一気に読んじゃいました。続きも気になるので是非パスワード教えてください。よろしくお願いします。 (2015年5月5日 2時) (レス) id: 63f122171b (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 皆様へ。たくさんのメッセージありがとうございました。パスですが、書き終えてから公開しようと思っています。我が儘をお許しください。なるべく早く書けるように頑張ります。ごめんなさい。 (2015年5月4日 2時) (レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
n_opoue(プロフ) - はじめまして。ずっと裕さんの作品を読んでいます。この作品も大好きです。続きを楽しみにしています。パスワード、ぜひ教えていただけませんか？よろしくお願いします。 (2015年5月3日 23時) (レス) id: 0b78b173ea (このIDを非表示/違反報告)
ミサ(プロフ) - こんにちは！パスワードが必要なので続きを読むのを諦めましたが我慢ができませんでした！宜しくお願いします！ (2015年5月3日 18時) (レス) id: 4a8dab7ee9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作成日時：2015年3月23日 11時
