彼女溺愛ボーイ (ページ9)

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溺愛７涼介side ページ9

あれから、だいぶ歩いたけど、

話が進まない…

ため息をさっきからいっぱいしてる気がする…

貴「あっ、少しコンビニによっても良いですか？」

山「うん、良いよ」

コンビニの前で、待っていた。

数分後、自動ドアが鳴る音が聞こえた

貴「すいません、待たせてしまって。あの、どっどうぞ」

おずおずと差し出されたのは、温かいレモンティーだった

貴「寒い中待たせてしまった分と、勉強頑張った分です」

寒かったからなのか、暗い夜だったけど、

顔の赤い彼女の表情が頭から離れなかった

貴「テスト、頑張って下さい」

ニコッと微笑みかけてくれた

・

・

駅に着いた

貴「ここで大丈夫です。ありがとうございました」

相変わらず、深くお辞儀をする

真面目すぎる所がまた一つの魅力なのだろうか

不思議だ。

山「ねぇ」

俺の言葉一つで振り返る君

言動一つ一つが可愛い

山「俺、柊さんの事が好き。」

貴「えっ」

山「直ぐに好きになれとか言わない。けど、絶対俺のこと好きになってもらうから」

そんなカッコ良いセリフを俺はいつの間にか言っていた