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溺愛15 ページ18

学校の図書室は、誰も来ない







それを良いように使ったのかな







図書室にそーっと入ると、真剣に本を読んでいる山田君が居た






恋愛ものかな?アクション系かな?






そんな馬鹿な事が思い浮かんだ






そーっと山田君に近づき本のタイトルを見ようとした時に






腕を引っ張られて、山田君の方に引き寄せられた






山「やっぱり、本のタイトルを見ると思った」






本好きそうだもんねって、微笑んだ






山「恋愛ものかな?アクション系かな?とか思ったでしょ」






しかも、思ってた事までバレてる






山「でさ、昨日のアレはどういう事だったの?」






昨日のアレ?






キス…?






山「俺がキスした後、全然嫌じゃない、むしろ嬉しかったって」






あぁっ!私の馬鹿!






何でそんなこと言ったの







そろそろ、白状しろと言う神様のお告げですか?






山田君の事が好きって






貴「えっと、その、ノリっていうか」






何を言ってるの!ノリって何っ?






ドンっ






本棚が少しグラっとした






私今、壁ドン?されてる?






山「ノリって何?俺、本気で聞いてんだけど?」






男モードの彼にどんな言い訳をしても、通用しない






私は、白状した






貴「本当は、ずっと前から、山田君の事が好きっ!」

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作者名:夏蜜柑 | 作成日時:2015年11月8日 16時

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