らいおんハート ページ27
車はいつの間にか都内の混雑を抜けて スムーズに走り出す
握られた手は、何度か離されても またすぐ繋がれて
穏やかな運転は安心できるものだった
音楽をかけるわけでもなく
たわいのない会話と
ジュンスが思いついたように口ずさむ歌と
たまに訪れる沈黙と
時々交わされる笑顔
それだけで
その車の中の空間は
わたしにとって とても幸せな場所だった
ジュンス「・・もうドキドキしてない？」
A「してないよー」
嘘・・最初ほどじゃないけど、ずっと、そこはかとなくトクトクしてる・・
ジュンス「収まるの早くない？」
A「そう？」
ジュンス「そーだよ。なんか、喜んで損したー」
A「・・でも、そんなにずっと些細なことでドキドキするのも、どうかと思わない？」
ジュンス「なんで？何年付き合っても、例えば結婚しても、お互いが好きで、ドキドキできたら幸せじゃない」
そうかな・・身が持たないと思うけど・・
それに
A「でも、前にジュンスもラジオで言ってたじゃない、『うちの両親も今は情です』って。夫婦ってそういうものじゃない？」
ジュンス「そんなこと言ったっけ？」
A「言ってたよ。なんか、びっくりしたから、妙に覚えてる・・」
ジュンス「なんでびっくりしたの？」
A「んー・・なんていうか、、まだ若いし、無邪気な人だと思ってたから、意外にクールにものごと見てる？なんて感じて・・ご両親、仲良さそうなのに・・」
ジュンス「仲いいよ。すごく。でも、恋人同士のようではない」
A「うん・・」
ジュンス「前は、それでいいって思ってたけど、今は、結婚しても、恋人同士みたいでいたいって思う。らいおんハートみたいな」
A「らいおんハート？」
ジュンス「いつか もし 子供が生まれたら 世界で二番目にスキだと話そう♪♪」
A「そうだったら、素敵だね・・」
例えば現実はそうは行かなくても
そうしていきたいって思うだけで、素敵なことかもしれない
ジュンスはらいおんハートを口ずさむ
失ったものは みんなみんな埋めてあげる
この僕に愛を教えてくれたぬくもり
変わらない朝は 小さなその胸 Angel Heart
君を守るため そのために生まれてきたんだ
あきれるほどに そうさ そばにいてあげる
眠った横顔 震えるこの胸 Lion Heart
歌い終わると
「今の僕の気持ちとおんなじだ」ってこっちを見て笑った
ラッキーアイテム
革ベルト
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なーな - ☆☆☆☆☆何度読み返しても 面白いっ！毎回にやつくのがジュンスが嫉妬するとこ〜 やばいです(>_<) (2010年12月8日 1時) (携帯から) (
レス) id: a06aa0cc1b (このIDを非表示/違反報告)
ミカ - 更新頑張って下さい（＞＜）応援しています（＾＾）でも体に気おつけてね（＊＾＾） (2010年12月2日 13時) (レス) id: 571688fb9e (このIDを非表示/違反報告)
さわ - ジュンスだーいすき（＾＾）!!更新ファイティーン＞＜ (2010年11月29日 23時) (レス) id: 6242ae5a1e (このIDを非表示/違反報告)
チョン - 更新はマイペースでね（＾＾）・・・だって、こんなに甘いんですもの、十分です。素敵なシーンをありがとう、本当にお肌ツルツルですよぉ！！！ (2010年11月29日 8時) (レス) id: 7a7eff79b3 (このIDを非表示/違反報告)
ｼﾞｭﾝｺ - コメは気にせず、妄想してください♪ここの更新で癒されてます＾＾ (2010年11月28日 18時) (携帯から) (レス) id: 55b4712045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジュン８８ | 作成日時：2010年11月1日 12時
