年下のカレ 2

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人は本当に驚いた時は言葉が出ないみたいだ



早川くんは言葉を発する事なく



黙ったまま



頭の中で色々整理しているようだった



「返事の前にひとつ聞いてもいいですか？」



『うん』



「友達から恋愛に発展したきっかけは
あったんですか？」



『きっかけかはわからないけど
今までは早川くんと一緒にいると
楽しくて落ち着くんだけど恋愛のド○○キを
感じた事がなかったの…………
でもいつだったか階段で倒れそうな私を
支えてくれた時になんか力強くて
ド○○キしちゃって…………
今まで気づかなかった男らしさとかを感じて
些細な事だけどそこから意識して
頭の中が早川くんでいっぱいになっちゃって』



本当にきっかけは些細な事



『でも今までずっと友達だと思ってたのに
そんな急に好きになるかって自分でも
理解できなくて………
そんな時に早川くんにもう会わないって
言われてその時は自分の気持ちが
ハッキリしてなくて何も言えなかったの』



失って初めて本当に大切なものに気づく



『でも会えなくなって寂しくて
もう友達なんかじゃないって気づいたの
今も隣にいてくれるだけでド○○キするの
だからもしまだ間に合うなら………
付き合って欲しいの』



私は早川くんの目を真っ直ぐ見つめて



ちゃんと気持ちを伝えた



「そんなに簡単に変わりませんよ？」



『えっ？』



「工藤さんへの気持ち」



微笑む早川くん



『本当？』



「だってあれからまだ2週間しか
経ってないし」



『私と………付き合ってくれる？』



「はい。よろしくお願いします」



そう言って恥ずかしそうに笑った

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