年下のカレ 2

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「えっ？」



早川くんはびっくりしたように私を見た



『あっ………いや………その………』



しどろもどろの私



思っている事がすぐに口に出てしまう私の悪い所



早川くんは私の顔を見て全てを悟る



「もしかして………また大トカゲ出るかもって
怖がってます？」



ニヤリと笑ってる



『ちょっとだけ…………怖かったりして………
お恥ずかしいかぎりです』



「あはは！正直ですね」



『帰る前にお風呂とトイレの中に
いないか確認して！お願い！』



「いや、絶対いないでしょ！」



『わかんないよ！どっかから
入ってきたかもしんないじゃん！』



人に頼み事をする態度じゃない私



「わかりましたよ〜。お風呂から見に行きます？」



それを笑いながら許してくれる早川くん



ー ガチャ ー



「ほら、居ませんよ」



お風呂場とトイレを二人で確認した



『非常にバカな事をお願いして
大変申し訳ございませんでした』



あまりにくだらないお願いをした事が
恥ずかしくなって丁寧に謝った



「トカゲも小さければ可愛いんですけどね」



『全然可愛くない！！』



「僕、そろそろ帰ろうかと思いますけど
大丈夫ですか？」



『……………………たぶん』



「たぶん？」



『……………………きっと大丈夫………でござる』



「もう〜言葉遣いもおかしいし
全然大丈夫じゃないじゃないですか」



『ごめん。気にしないで』



「いやいや、気になるでしょ。もう」



あきれながら早川くんは諦めたような顔で



「友達に貸した映画のDVDが
鞄の中にあるんですが一本見ますか？」

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