恋を知らない二人 3

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田中「なんで言ってくれないの？」



ミツ「今日ちゃんと報告しようと思ってたよ
ちゃんと会って報告しようと思ってたから」



『なかなか帰って来なくなったから
言いそびれちゃって』



田中「マジか……………まぁ二人は付き合うかもって
思ってたけどね
でもなんか俺、邪魔じゃない？」



『邪魔なんかじゃないよ』



ミツ「だってここは田中さんの家だよ
俺たち3人の実家でしょ？」



田中「ミツ〜！！」



田中くんが宏光さんに抱きついた



ミツ「ヤメテ。キモイ」



田中「ここは俺の実家でいいんだよね？！
嬉しいよ！！二人が結婚するまで居座るから！」



『結婚しても3人で暮らしてもいいけどね』



田中「いや、それはマズイでしょ普通に考えて」



ミツ「俺たちの生い立ちから考えたら
普通なんて関係ないじゃん
周りが変だって言ったって別にいいんじゃない？」



田中「いや、さすがにそれは………
新婚生活とか邪魔できないし
常識ある大人としては…………」



ミツ「そっか…………」



『残念だね』



ミツ「じゃ、来年までだね」



田中「え？」



ミツ「俺たち来年結婚するから」



田中「は？マジで！？来年？？俺の居場所はー？？」



叫んでる田中くんを見て



二人で大笑い



私たちは来年結婚する



ダラダラ暮らしても良くないから



ケジメつけて付き合って1年たったら



籍入れようって言ってくれた



ちゃんと大切にするって



ずっと大切にするって言ってくれた



付き合ってからも本当に大切にしてくれたから



結婚になにも不安はない



二人ならどんな困難も乗り越えられる





ミツ「だから3人で暮らせばいいじゃん！」



田中「いや、庭に離れ作って住むわ」



ミツ「めんどくさいよ！」






私たちの未来はきっと明るい






fin

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